難民問題の解決に取り組む国連難民高等弁務官事務所(以下UNHCR)は、第二次世界大戦以降、最大規模の難民が発生しかけているヨーロッパにおいて親と離れ離れになってしまった子どもを支えるための寄付を呼かけるため、愛する親に会いたい子の純粋な気持ちをストレートに描いた動画とOOHを展開しました。

ビルの屋上でスマートフォンに向かってショートメッセージを打つ少女を、もうひとりの少女が「こっちにおいで」と呼び寄せ、涙を拭いながら歩み寄った彼女とともに2人で沈む夕陽を眺めていると……手元の端末が光ります。

スマートフォンに映し出されたのは「会いたいよ、お父さん」というメッセージと、その隣には「送信に失敗しました」という赤いエラー通知。音信不通になってしまった父親にメッセージを送ろうとしたものの送受信すらされないため、安否がわからず不安に悩む難民たちの現状を生々しく浮かび上がらせます。

同時に公開されたOOHも、動画と同様にスマートフォンのメッセージ画面が描かれ、「いまヨーロッパでは難民が大量に発生しています。多くの子どもたちが家族と離れ離れになり、会いたくても会えない状況が続いています。UNHCRはそんな彼らの側にいて、支え続ける存在でありたいと願っています。みなさんもドナーになりませんか?」と、状況の説明と強いメッセージを並べることで、施策の狙いを明言し寄付を呼びかけています。

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