店員に宝くじの結果を確認してもらったところ、高額当選が判明して、あまりの興奮から喜びの様子を隠しきれていない主人公でしたが、別の客が入店した拍子に突風によって店外に当選くじが吹き飛ばされてしまいます。
突然の事態に大慌ての主人公と店員は、すぐさま全力疾走で追いかけ、市場やサッカー場をはじめ街中を駆け抜けていくのですが、その2人の姿を見て周囲の人々が続々と参加し、気づけば大きな集団に変貌します。
紆余曲折を経て、くじは一度道の真ん中に落ちるものの、道路を清掃していた車の風圧によって再び吹き飛ばされ、最終的に冒頭の店のすぐ外にあったバス停の前へと辿り着き、たまたま出くわした少年が拾い上げます。
少年が迫り来る大集団に向けて恐る恐るくじを差し出すと、集団が歓喜に包まれるのでした――最初は1人で喜んでいた当選者もいつの間にかたくさんの仲間と喜びを分かち合い、1枚のくじが文字どおり素敵な瞬間を生み出す様子をドラマチックに描きました。
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