フランスの自動車メーカーSkodaは、市場シェアの大半を占める上位の競合メーカーから顧客を獲得するため、あえて他社の自動車をレビューしたYouTuberたちの動画に自社看板を合成する「Review Hacking(レビューハック)」を公開し、後続メーカーならではの手法で話題化を狙いました。
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「Skodaはフランス市場において、上位メーカーに大きく遅れを取っています。新しいFabiaを発表した時も、誰の目にも触れることはありませんでした」という厳しい市場環境を説明するところから動画ははじまり、「わたしたちが着目したのは、自動車の購入を考えている人の80%はオンラインレビューを参考にするということ」と続きます。

「そこでわたしたちは、競合他社の車のレビュー動画をアップロードしているYouTuberたちからの協力を得て、新型Fabiaの広告を載せた看板を合成し、同じ動画としてアップロードし直してもらいました」と概要を述べながら、検索ボリュームが多い他社の車を紹介した動画に、自社広告を登場させることでより多くの人の目に触れてもらうというストレートな狙いを明かしました。

競合車種の注目度の高さを素直に認めたうえで、あえてその検索ワードに乗っかるという変則テクニックは、本来であれば検索対象にならない自社の車に触れてもらうことが達成できたようです。

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