「これを使えば家庭で使用する水を40%も節水できるんですよ!」と得意気にセールストークを披露する男性店員。また別の客には「これをご購入いただければご自宅で簡単に資源をリサイクルできます」と言いながら、なぜかかじった木の棒をコンポストに放り込みます。この店員から説明を受けた客は、なぜそんなことをしたのかと、不審がる目線を送ります。
また、別の客に対しては「この木は環境に優しい森から採取されているので、自然への負荷も少なく……済むのです……」と言いながらなぜか木の板の匂いを嗅いでしまう始末。先ほどと同じように怪しい視線を送られる店員ですが、どうやらそれには気付いてはいないようです。
退勤後に同僚や接客を担当した客に挨拶し、自転車で帰路へと着く男性ですが、その表情は笑顔のままで固定されており、住宅街ではなく湖のほとりに佇むビーバーの巣へと向かっていきます。不気味とさえ言える言動が多かった男性ですが、巣の前に着くと頭頂部に隠されていたチャックが開き、中からビーバーが現れます。
そして、巣の奥から出てきたメスのビーバーと「今日も少しずつだけど人間たちの環境への意識を変えることができたよ」「素敵! 良い1日だったね!」という会話を交わすところで動画は幕を下ろします。
天然資源を取り扱うブランドだからこそ、従業員だけでなく、店舗に足を運んでくれるすべての人に環境保護に対して高い意識を保持していてほしいという願いが込められた企画は、不審な店員が実は当事者意識の強いビーバーが店員であるオチを利用して、インパクトのある動画に仕上がっています。
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