ブラジルで運転免許証の発行や車両登録、ドライバーの教育などを管轄する政府の下部組織Detranは、交通事故や路上における危険な行為の撲滅を目指して、運転にまつわる標語を歴史上の偉人の発言と組み合わせたプリント広告を公開しました。

ビジュアルは複数あり、マハトマ・ガンジーの名言と組み合わせたバージョンでは、「あなたがこの世界の間違っていると感じていることがあるのならば、あなた自身がそれを変える存在になりなさい。速度制限を守ることはその第一歩です」と記されています。

また、下部には「速度制限を守れとガンジーに言われたら、あなたは言うとおりにしますか?」と記載されており、偉人の言葉を用いれば説得力が変わるはずだというアイデアだということがわかります。

19世紀を代表する心理学者のジークムント・フロイトのバージョンでは「無意識が意識を占拠する時、人は意識的に取る行動を選択する。飲酒運転はやめましょう」と、精神分析の用語を用いて呼びかけており、常日頃から飲酒後の運転を控えるよう心がけていれば、いつかは意識せずとも飲酒運転をしなくなるかもしれません。

ノーベル物理学賞と化学賞をダブル受賞したポーランドの学者マリ・キュリーの名言をサンプリングしたものでは「人生において恐れることなど何もない。その仕組みを理解すればいいだけである。シートベルトを着けるのと同じくらい簡単だ」と訴えています。

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