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佐渡島廃校を酒蔵として再生。3種の新しい日本酒「学校蔵」を紹介する商品動画

2020/10/06 15:00 投稿

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新潟県佐渡市に本社を置き、「真野鶴」の醸造元として知られる尾畑酒造株式会社が、廃校を酒蔵として再生し仕込んだ日本酒「学校蔵」を2020年10月1日から発売。それに伴い、商品の魅力を伝えるプロモーションムービーを公式YouTubeチャンネルに公開しました。2014年から同社が第二の酒蔵として再活用をはじめたこの「学校蔵」は、今年、内閣府の「日本酒特区」第一号として認定され、国内のみならず海外からも注目を集めています。今回は、そんな「学校蔵」の酒造りの様子と、3種の新商品を伝えるプロモーションムービーをご紹介いたします。

廃校を酒蔵として再生

佐渡島の真野湾を臨む高台。ここはかつて、「日本で一番夕日がきれいな小学校」と謳われた旧西三川小学校があった場所です。

日本各地で進む少子化。ここ佐渡島でも、少子化の影響で廃校が余儀なくされることとなりました。

しかし、この美しい景観が廃れていくのがあまりにも惜しい…。そんな想いから、この町の老舗・尾畑酒造が酒蔵として再生することを決断し、2014年に「学校蔵」として活動が始まったのです。

こちらはその「学校蔵」で酒造りが行われている様子。本格的に再活用されていることが伝わってきます。

オール佐渡島で造られた酒

佐渡島は、日本の急速な都市開発によって野生絶滅した朱鷺が、再び野生復帰し順調に群れを増やしています。

そこでこの「学校蔵」では、そんな佐渡島の自然に恵まれた環境を世の中に伝えるべくオール佐渡産をかかげ、酒米はもちろん、酒造りのエネルギーも太陽光パネルで自然再生エネルギーを導入しています。

さらに「学校蔵」では、酒造りはもちろんのこと、この場所の特性を生かして様々な交流事業や体験プログラムも実施。特に、一週間の体験を通して酒と地域とのつながりまで学ぶ「酒造り体験プログラム」は国内外から多くの参加者が集まっています。そんな活動が認められ、2020年5月には内閣府「日本酒特区」第一号として認定適用されました。

最後は、佐渡島の美しい夜景を背景に、新商品「学校蔵2020」の3種「純米酒」「純米大吟醸」「山廃純米」が並び、動画は終了しました。

廃校を利用した「学校蔵」の紹介と共に、新商品をPRしたこの事例。日本酒の味にフォーカスを当てるのではなく、ユニークな酒蔵の取り組みを軸に紹介している点が、他にはないアピールポイントとなっています。「自然豊かな佐渡島に思いを馳せつつ、ゆっくりと一杯を味わいたい」…そんな気持ちにさせられるプロモーションムービーのご紹介でした。

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