ブックオフコーポレーション株式会社が、本の在庫不足を訴え、本気の買取企画を告知するWEB動画「ブックオフから本気のお願いです。告知篇」を公式YouTubeサイトに公開しました。同社は、巣ごもり需要や秋の読書シーズンに向けて、東京都・神奈川県のBOOKOFF店舗161店舗を対象に、緊急の買取強化キャンペーンを開催中(2020年8月31日~9月13日)。今回ご紹介するWEB動画は、総勢30人のスタッフ有志が出演し、手作り感あふれるユニークな作品となっています。

どうか、どうか、お売りください。

はじめに、眼鏡をかけた中年男性が登場。表情が読めない真顔のアップと、BGMとして微かに聞こえてくる『蛍の光』の音楽が、どことなく哀愁を漂わせています。

その状況に、視聴者が「なんだろう…?」と思いかけたその時。

いきなり表情が変わり、「ブックオフなのに、本ね~じゃん!」と、過去に同社のCMで話題となった寺田心くんのマネをはじめました。そして、視聴者にちょっとした衝撃を与えた後、再び真顔に戻り…

「…と、CMで言っていたら」「本当に、本が足りなくなりそうです。」「どうか、どうか」「本をお売りください」…と、スタッフ有志と共に今のブックオフの事情を説明。たしかに、彼らの背後に見える本棚は、本が少ししか並べられておらず、スカスカの状態です。

そして、カメラが少しずつ引いていくのに合わせ、規則正しく並んでいるスタッフたちが、次々とセリフを読み上げていきます。「引っ越しのときに選別した本」「別れたあの子が置いてった本」「親に読めと言われて読む気が失せた本」「かっこつけるためだけに買った本」…

特に、文庫本が足りません!

本を売るのにおすすめの事例を次々挙げていくスタッフたち。「本」の部分は全員で声を揃え、まるで卒業式の呼びかけのように、リズムよく進んでいきます。

そして、「貸してるのすら忘れてたけど、最近返ってきた本」「好きな人が読んでるって小耳にはさんだから、話題作りのために買ったけど、結局読まなかった本」…次第にスタッフの方々が読み上げるエピソードが長くなってきたところで、お馴染みのブックオフの音楽とロゴマークが流れました。

さらに、今回の「買取ジャンボ ブッくじキャンペーン」のことも、煌びやかに宣伝。ここで動画は終わりかと思いきや…

その後もスタッフたちは、売るのに最適な本の事例を挙げ続けていきます。そしてついに、順番がまわってきたスタッフが「新しい趣味をはじめようと思って買ったけど、買って満足…」と言っている最中に、映像が途切れてしまいました。この終わり方も、クスっと笑えるこの動画ならではですよね。

有名人や特別な動画編集などに頼らず、ちょっとした工夫の積み重ねによって、ユニークな作品に仕上げたこの事例。撮影の際は、総勢30人のスタッフ有志が集まり、早朝から開店時間ギリギリまで、何テイクも重ねて撮影したそうです。挙げられていく事例の数々も、どこか思い当たるようなエピソードばかりで、親近感が持てるWEB告知動画でした。

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