またこの街で会いたい。
「いつか、この服で。」というタイトルが打ちこまれ、街のざわめきが聞こえてきました。
次に現れたのは、YUI HORIUCHIさんが描く渋谷の街。これまで見ていた渋谷より、かなり人が少ないようです。するとまた、「いつか。遠くない、いつか。またこの街で会いたい。はじまりがあるなら、終わりだってある。」と、メッセージが打ちこまれました。
こちらでは、ピンク色の建物の前に自転車をとめた若い女性が、スマートフォンを見ています。先ほどの言葉は、この女性の気持ちなのでしょうか。
スマホの画面に流れてくるオシャレな情報の数々。ファッションに敏感な若者は、これまでならすぐに自分のスタイルに取り入れて、街に繰り出しているところでしょう。
いつか、この服で。
でも、今は #stayhome のとき。
いつのまにか女の子はピンクの建物の前からいなくなり、その壁を背景に「今日は気分を変えて、にあう服を選んで、部屋でおしゃれを楽しもう。いまだけの、かけがえのない時間。」と、再びメッセージが打ちこまれていきます。
そして、女の子の着ていたTシャツと、『Love my Days, Love my City. いつか、この服で。』というメッセージムービーのタイトルが表れました。
さらにラストには、縦読みメッセージの種明かし。実は、先ほどからの文章を並べて一文字目だけを読むと、「いまはいえにいよう」と書かれていたようです。「どんな世の中でも、家でも外でも四季が存在し、気分の変化が訪れる。 みんなのその気分に、高揚感を加えるものが、ROSE BUDのファッションであってほしい。」そんなコンセプトをもつROSE BUDと、「世界中を旅することで得た、たくさんの思いがけない人やモノ、文化との出会い、そしてそこで生まれるパーソナルで小さなストーリーを発信」し続けるContainer。両者共に、今の時点では消費者に対し、これまでのようなアプローチが難しい状況にあるのかもしれません。しかし、少し目線を変えることで「部屋でも自分らしく楽しもう」「幸せな未来を想像しよう」といったポジティブで力強いメッセージが生まれ、好感度の高いムービーになっていると感じました。
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