広告ビジュアルやムービーを多数手がけてきたクリエイティブディレクター・曽根原興史さんがブランドを主宰する株式会社KONAが、エコー写真を使ったポスターのセミオーダーサービス「First Portrait(ファーストポートレート)」の提供を開始しました。親となる人々にとって、エコー写真は胎内にいる我が子の成長を知ることができた貴重な記録。それだけに大切な思い出がつまっていますよね。だからこそ、そのエコー写真がどのような工程を経てポスターになるのか、気になる方もいらっしゃるかと思います。そこで今回は、「First Portrait」が公開中のイメージムービーの中から、制作の流れが描かれた「The Roots」篇をご紹介いたします。

エコー写真を工房へ

ここは「First Portrait」の工房。とても素敵な雰囲気の部屋で、二人の女性が作業をしています。

今日も新たにお客様からのご注文があった様子。まずは指定のご住所へスタートキットをお届けします。

お客様の元へスタートキットが届きました。今回のお客様は、可愛らしい娘さんと暮らす女性。どうやら、この娘さんを胎内に宿していた頃のエコー写真をポスターにしたいようです。

注文をした女性は、これまで大事にしまっていたエコー写真を専用アルバムに移し替えていきます。エコー写真は感熱紙を用いているため、時間が経つと印刷が薄れて見えなくなってしまうそう。この女性も儚く消えてしまう前に、思い出を保存しておきたいと考えたのかもしれません。

Birth is Art

そして、女性が用意したエコー写真が工房に届きました。

早速、工房のスタッフが女性から預かったエコー写真を並べていきます。一枚一枚、写真に傷がつかないように、注意深くピンセットで丁寧に作業しています。

そして、エコー写真をスキャンしたあとは、ポスターのデザインに落とし込んでいきます。用意されたデザインには、それぞれ「“You will always be the miracle that makes my life complete.” あなたは常に私の人生を満たすミラクルである。」など、素敵なメッセージが書かれています。また、お子様の名前を入れられる部分もあり、世界に一枚だけのデザインがここで作られています。

さらに、ポスターを印刷した後も、仕上がりを注意深くチェックしていきます。このように、スタッフの手による丁寧な作業によって、ハイクオリティなアート作品が完成するのです。

こうした工程を経て、世界に一つだけの作品がお客様の元へと届きました。「TWICE – white」というデザインで作られたポスターの前で、無邪気の遊ぶ女の子。そして、ポスターと我が子を眺める女性は、後ろ姿ながらとても幸せそうです。

このイメージムービーは、とても繊細でアーティスティックな魅力があります。それは、もう一つのイメージムービーのタイトル「Birth is Art(出産はアートだ)」が示すように、同社がこの「First Portrait」というサービスにそれだけの想いを持ち、制作しているからかもしれません。まるで短編映画のような雰囲気で、自社のサービスを紹介している事例でした。

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