昭和8年生まれ 永六輔さん
“昭和一桁族というのは、調子がいい、目立ちたがり屋”というのが特徴のようです。まずはトップバッター、永六輔さん。タレント、随筆家、元放送作家、作詞家と、幅広くご活躍されました。
向かって左から、永六輔さん、中村八大さん、坂本九さん。皆さんお仕事仲間です。
『この惑星の昭和という時代には、濃いーいヤツらがいたらしい。』との噂を聞きつけた宇宙人ジョーンズは、時空を超え“昭和時代”を探査に出掛けます。
ディレクターに扮して、永六輔さんのラジオ番組をさりげなくサポート。今よりちょっとだけ!?若いジョーンズ。BGMには、永六輔さんが作詞を手掛けた「夢であいましょう」が流れます。
昭和10年生まれ 蜷川幸雄さん
お次は演出家、映画監督、俳優の蜷川幸雄さん。「世界のニナガワ」と呼ばれ、ダイナミックで鮮烈なヴィジュアルイメージを演出に盛り込み、その作品は国内外で高い評価を得ていました。
80年代の演劇の稽古場。演出家の蜷川幸雄さんが役者さんたちに演技指導を行う緊張感漂う現場にて、ジョーンズは罵声とともに飛んできた灰皿を拾いに走ります。
昭和9年生まれ 大橋巨泉さん
そして最後は大橋巨泉さんです。放送作家、エッセイスト、評論家の他に、人気TV番組の司会者として名を馳せました。
大橋巨泉さんと言えば、1976年にスタートした“クイズダービー”ですよね。正解率が異常に高いはらたいらさんに“宇宙人”とあだ名をつけ、「やっぱり宇宙人ですね!」と声を掛けます。すると、はらさんを指名していたジョーンズはきっぱり「チガイマス!」と主張。宇宙人は私です!とでも言いたげな…。
時代は平成へ
そしてBGMが「上を向いて歩こう」へと変り、舞台は渋谷再開発区域へ移動します。休憩中、若い作業員が「何か街作るってめっちゃテンション上がりますよね。何か興奮しません!?」と熱く語ります。
平成生まれも活躍中!
「若い世代も、けっこうやる。」そう、平成生まれだって負けちゃいません。信じる道を突き進む、頼もしい若者たちをご紹介。
渋谷のスクランブル交差点にて
「この惑星の昭和は、これからもどこかで生き続ける。」と、しみじみ語るジョーンズ。彼が見上げた先には…。
そう、このお三方。「やりたい事を、ちゃんと自己主張しなさいと。(蜷川さん)」「人間、生き方だけは自分のチョイスで行きたいんだよね。(大橋さん)」「世の中変っていくけども、絶対変えてはいけないものは変えない!(永さん)」と、三人の肉声メッセージが流れます。偉人たちのこの言葉、まっすぐに胸に響きますね。
サントリーCM、ボス『昭和』篇でした。
昭和の名曲とともに、偉人たちの現役時代の映像と、そのメッセージに込められた思いがストレートに響いてくるこの映像。そしてこれからの時代を担う平成生まれの若者たちにも期待してしまいます。昭和から平成へ渡されたバトン。偉人たちの熱き思いを胸に、前進していきたいですね。
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