ビュロ菊だより

<菊地成孔の日記 2022年6月23日 午後7時記す>

2022/06/23 22:30 投稿

コメント:24

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 かの南伸坊は、「モンガイカンの美術館」の中で、アウトサイダーアートに触れながら、芸術家(ここでは画家と建築家)の分類を「大人型」「子供型」「老人型」としたが、初老の身として、自分が何型かと鑑みるに、3タイプの混合型としか思えない。演奏だけでなく、いろんな仕事をしているからかも知れないが。

 

 エイチゼットリオの皆さんは、お若くして(と言っても、僕より若い。というだけだが)少々の苦労人とも言え(PEZからの歴史は長い)、少なくとも、ドラムのエイチゼットKOUさんとベースのエイチゼットにれさんは大人である。特にKOUさんは(正式表記や正式名称が間違っていたら申し訳ない)トリオ唯一の喫煙者なので、今回の、本番までの流れの中で、一番二人っきりで話し、あまつさえ、タバコを7本も頂いてしまった笑。

 

 いろんな話をし、「あの2人は、菊地さんに凄いリスペクトがあって緊張してる上に、元々そんなに喋

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コメント

菊地さんこんにちは。

若くしてフェイムを得て、そのフェイムゆえの苦悩や葛藤に
苛まれ、ドラッグ等に溺れそのまま没していく、というパターンの芸術家(音楽家も含む)について、
自分のような市井の人であっても数え切れないほど思いつくので、菊地さんであれば
そういったパターンを星の数ほど見てきたのではかと思います。
(苦悩、その結果のドラッグ、そして心身ともに傷ついてしまう一連の事象は、
善とも悪ともなく、理解できるようなできないような、ただただ悲しいという気持ちです)

「大人型」「子供型」「老人型」、健康的、罪や性、様々な形の美があり、
ドラッグやってるやつは子供だ、とか乱暴なことを言うつもりはありませんが、
悲しい思いはあんまりしたくないな、できる限りハッピーに過ごしたいな、音楽とともに
という思いは、聴衆の傲慢っていうやつなのでしょうか。

No.26 29ヶ月前

>>24
ロスANGEL、ロサンゼルスじゃ無くて、あのアメリカンデカダンス、ヘイ!rinbjo「What’s up?」、アメリカ村カリフォルニアって、ローダウン出鱈目な鬼カッチョ、大坂ベイブルー、ホーミータイ!

No.27 29ヶ月前
菊地成孔 菊地成孔
(著者)

>>26

 いえ、全く聴衆の傲慢とは思いません。エンターテイナーにクリーンであってほしいと願うのは普通のことです(ダーティーであってほしいと願うのも普通のことですが)。

 それよりも、今の音楽界は、ポピュラー音楽史上、最もクリーンな状態です。コレは間違いないです。それに対し、寂しいと思うか、当然だと思うか、誇らしく思うかもまた、自由かつ、どれも普通のことだと思います。

 

No.28 29ヶ月前
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