菊地成孔(著者) のコメント

菊地成孔 菊地成孔
(著者)

>>28

 偶然でしょうが、「カー」さんと「カズー」さんが童話に出てくる兄弟みたいですが笑、ボデイリメイク本当にスンマセン。僕は少なくとも概念的にはコロナにはやられてないんですが、気功の片山先生によれば、概念が平気でも、身体は世界の状態から影響を受けるので、どんな変化が生じるかわからないということです。別に、空いた時間に事務所でサクッと録画すれば良いだけなんですが、何か(それこそ)今年から、あのコンテンツだけ「気」が乗らなくなってしまいまして、なんというか「機が熟する」のを待っている、という感覚です。もう少々お待ちください(土下座)。

 僕は股関節が硬く、開脚の可動範囲が極めて狭いのでキックは諦めました。必要性は、例えばオペラのヴォイストレーニングだと開脚による横隔膜の可動範囲を必須とされるのですが、ジャズやポップスのヴォーカルには、そこまで要らないので(というか、「そうじゃない方が良かったので」ですが、「良かった」と過去形で書いたのはKING GNUが出てきたからです)、無理に可動範囲を広げようとはしていません。

 ストレッチというか、身体はその人の歴史なので、コントレクト(柔軟性)の競技者や、プロのスポーツ競技者でない限り、「伸ばせば伸ばすほど良い」ということはありません。必要なのは「自分のここは柔らかいけど、ここが硬い」という、細かい部位の状態を、一度把握し、自分の身体を理解することです。

 伸ばすと痛みがきますが、痛みに対しては敵対視しないで和平を目指すよう、毎回申し上げていました。痛みを敵対視すると、無理に伸ばして、最悪怪我したりしますので、現状の可動域をしっかり理解して、痛みを和平を結びながら、1回位ミリずつ、ぐらいの気持ちで伸ばすこと、それを毎日続けることが重要です。

No.34 39ヶ月前

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