現在、ビルボードライブ大阪の控え室にいます。このツアーにマウントされた5年ぶりの新曲「小鳥たちのために2」の、共作者である小田さんが、ツアーに帯同しております。すごいですなあ作曲家というのは、「ソロ明けの一発目のベースの音はない方が効果的なんで、鳥越さんに言ってきます」とか言っちゃって、演奏を毎回聞いて、一音でも完璧に仕上げたいという。実際にささっと、あの鳥越くんに言いに言ったりして。音楽への誠実さというか、執着において、「作曲家」という人々のそれは、ちょっと背筋が凍るところがありますが、一方で、彼女は僕なんかより遥かにヴォーカリストですから、喉のアイシングとか、ご自分のネブライザー(鼻喉洗浄機)を落ち込んでくださったり、歌うときに凝る筋肉のマッサージをしてくれたり、まるでボクシング選手のセコンドみたいな感じで、フラッフラになっている僕に水飲ませたり「次は声出る!大丈夫!」とか言って、もうこの人、音楽以外に何かやることあるのかしら。という感じで、いつも感動するんですが、ここで速報です。
当欄で、ずっと「映画音楽」と言っていた作品の、情報公開がつい先ほど行われました。小田さんと僕で(実際に、名義は「小田朋美 菊地成孔」になっています。これは、最初に小田さんに来たオファーをコンビで受けることにしたからで、「素敵なダイナマイトスキャンダル」と逆なんですが、しばらく映画音楽のオファーは、ファイナルスパンクスの向こうを張って・笑・コンビ仕事にし、ブランディングを確立して、最終的にはハリウッドを狙っています。マジで)担当していた映画は
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コメント
斬新でポップなサウンド、映画楽しみにしてます。
今夜の名古屋ブルーノート、喉心配ですが、小田朋美さんのケアでいけそうですね。良かった!
小田さん、ありがとう!
(著者)
>>1
まあ、詳述すると(バタバタしてて書けなかったんですが)「新宿ヴォイスクリニック」っていう、声優さん、アナウンサーさん、歌手の皆さん、などなどが、本番直前に声が出なくなっちゃったときに、あれギリでどうかな?と思うんだけど(笑)。大量のステロイドを投薬してくれるんですが、そこに行ったんです。小田さんは上記の通り、作曲が今日完成するんで、ライブを聴きながらの最終チェックにいらしてて、とにかく、クールな面持ちとは裏腹に、じっとしてない人なんで(笑)。いろんなことをして頂いて助かったんですが、あの違法ギリギリの(ちなみに完全紹介制で、一見さんは来院すらできないの・笑)ステロイドがなかったら、全く声出なかったと思います(笑)。すごいよねえ薬って(笑)。盛り上がって、歌上手くしちゃいま下(笑)。
(著者)
>>2
追記ですが、そこは「なんとか本番に声が出るようにする」だけのお医者さんなの(笑)。風と過労は全然治ってないの(笑)。声が出て、あとはアドレナリン任せてやっちゃったから(苦笑)。終わったらもう動けなくて(笑)。まだ名古屋で寝てます。