ビュロ菊だより

<菊平成孔の日記 / 4月14日午後4時記す>

2019/04/14 18:00 投稿

コメント:16

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 名古屋から戻ってまいりました。僕自身もやや唖然としているのですが、これにて本年度のペペトルメントアスカラールの演奏は終了させて頂きました(笑・来年早々にはあります。要するに、年末恒例のディナーショーですら今年は無理目で、1~2ヶ月ずらそうという話になっている。という事です。勿論、イレギュラーに東京本店、その他の企画など、お誘いがあり、条件さえ揃えば、それは必ずやります。すでに、もう今年はない予定だった「花と水クラシックス」はーーショートサイズですがーー追加公演が決まりました)。都合6公演のいずれか、あるいは複数に渡ってご来場いただいた全ての皆さんにチームを代表して感謝いたします。

 

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コメント

名古屋公演に伺いました。
「小鳥たちのために2」本当に本当に素敵でした。
MCで仰っていましたが「小鳥たちのために1」を聴ける日を楽しみにしております。

No.14 68ヶ月前
菊地成孔 菊地成孔
(著者)

>>13

 ikubasaさんごきげんよう。しかし、壮年の(お孫さんもいらっしゃる)男性から改めて愛してますと言われるとちょっとドキドキしますね(笑)。お亡くなりになった奥様への手向け、回向、になれば、、、、というより、ああした音楽の演奏は、葬いと誕生の喜び、生と死へのエロチシズムが同時に奏でられてしまう、言わば不可避性の中にあるもので、本来ジャズというのは、その、逃れられなさによって固定されている音楽だったはずなのに、よくある話で本質は失われ、ゲームとスポーツの側面が発達してしまったことは、悪事とまでは言いませんが、ジャズという言葉を使っている以上は寂しものがあります。今度はご遠慮なく、客席からどうぞ。どなたの迷惑にもならぬと思います。

No.15 68ヶ月前
菊地成孔 菊地成孔
(著者)

>>14

 有難うございます「小鳥たち」というのは、ジョンケージの苗字である「CAGE」が英語でもフランス語でも鳥かごを意味し、発音することから付けられた書名(ケージ唯一の対談集)ですが、僕らは、twitterに対しても目配せしています。ご存知の通り、「トゥイタリング」は小鳥や天使のさえずりのことですが、現在のtwitterのように、ともすればどす黒く、汚く、あるいはスカしたいけ好かない、ダラダラしてる態で必死こいてやるものではありません。現代の小鳥たちは本当に劣悪な鳴き方を強いられる社会にいます。ですので、まずは僕と小田さんが、仮のつがいとなって本来の小鳥たちのさえずりを取り戻し、やがて皆さんにそれが広がって、森中が、本来の小鳥の、喜びと気まぐれに満ちたさえずり、ある時代までの、ケージ
が、ルノアールが、マネが、武満が、メシアンが、森を歩いた芸術家たちが聴いた、さえずりが戻ってきますようにという思いもこもっています。今の所、ぺぺで「1」を演奏する準備も機会もないので(笑)。ぺぺでは来年以降になってしまいますが、そもそも「花と水クラシックス」の曲ですので、次の「花と水クラシックス」の際にお越しいただければお聞きになれますし、共に歌うこともできます。

No.16 68ヶ月前
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