「55歳になって最初の」という言い方は一番ダメだと思うのだが、55歳になって最初に観た映画が「万引き家族」というのは記しておく価値はあると思う。是枝監督は同い年だが、彼から学ぶべきことの第一は「どんなに期待されて外してしまう、という行為を繰り返しても、メゲずにずーっとやり続けているうちに、パルムドームまで行くことはあるのだから、メゲずにずーーーっとやり続けることだろう。それは、本作の唯一のセックスシーンにおけるリリーフランキーの「出来た、、、」という喜びがトレースしている。
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