どうも、
管理者のNDです。
07月29日は、
刀根の水害(1887)から132年です。
福井県で発生したこの水害は、連日の長雨から来た災害の一つです。
この年の福井県は7月からずっと雨が続いており、行ってみれば梅雨空が長いこと継続していました。
そんなある日前日にあたる28日からは次第に雨が激しくなり、
当日29日の早朝に、山崩れが発生し、同時に川の水も溢れて民家や田畑が
全て流されるという大きな被害になりました。
幸いだったのが、この災害をすでに予見できていたのか、
地元の住民はどうにか一人の死者も出ずに、経済的な被害にとどまりました。
ちなみに刀根というのは、敦賀市にある地名です。"とね"と呼びます。
今回は、
「未然に防げている、未知の二次災害」をテーマにお伝えします。
二次災害は、自然現象が起きた後に人為的な物も含めて生じ得る二次的な災害のことですが、
これらの中には、比較的最近起きた災害の中で起きているものもありますが、
中には全く起きずになんとかこらえられているものもあります。
それらは、優秀なその場の消防隊などの活躍によって食い止められているものが多いですが、
一歩間違えれば更なる大災害に発展していたかもしれないものも数多くあります。
今回は水害の記事ですので、水害関連の二次災害をいくつか紹介します。
まず、素人が下手に善意を持って行動しようとして巻き沿いになるケースがあります。
救助しようとしたら、自分が遭難や被災してしまうケースです。
水害に限らず、地震や山地の厳しい気象条件でも発生しうる二次災害ですが、
水害の時は、特に早期の行動という点ばかりに気が向いてしまい、
まだ大雨になっているうちに、早期の行動をするもすでに被災者がいた、
何とか救助しようとしたが、救助途中に河川増水などが生じて自分も要救助者になるという
情けないパターンです。
割と限定的なように思いますが、実際にこうなったケースは少なくありません。
救助隊などのスケールの大きいプロならまだしも、
例えばこれが子供と親の関係だと、結構事例としては多くなります。
川のレジャーには十分に気を付けないといけません。
災害ではありませんが、駅から転落した人を助けようとして自分も巻き込まれてしまったという、
新大久保駅での事故もありました。
また、海でも手持ち無沙汰な状態でおぼれている人を助けようとしても、
まず助けられずに共倒れになります。以前の記事でこれは書きましたが、
最低でも岸に縛ったロープを自分にまいておくか、浮き輪など浮くものを持っていないと、
自分以外を助けることはプロでも不可能と言われる程です。映画のようにかっこよくはいかないので
生身の体で、特攻しないようにしてください。ひと呼吸おくことが大事です。
他には、大雨が続くと緩やかな斜面でも地滑りが起きるリスクが伴ってきます。
長野県などでは、近年でも発生したことのあるやや恐ろしい二次災害です。
雨の多い今時期も多いですが、高地では雪解けのシーズンでも発生しやすくなります。
突然の地滑り予告にも対応できるように、まず自分の地域の地盤強度がいかほどか、
視界にハッキリ山々が見える地域などでは念のため確認しておきましょう。
また、急な豪雨などでは道路がいきなり水浸しになることもあります。
特に記録的短時間大雨情報などが出る程の雨は、低地はもちろんアスファルトの多い都市部でも、
排水が追い付かずに、坂下などで浸水していることがあります。
ほんの数十分程度降っただけで様変わりすることもありますから、車を運転する人は
こうした豪雨災害による浸水で、自分の車が突っ込まないようにして
二次災害を避けなければなりません。
また、そもそも豪雨では視界も相当奪われます。ワイパーを高速にしても視界が数十mにさえ
満たないレベルの雨が降ることがあり、そこに輪をかけて路面状態の悪化とくれば、
一時的に運転を中断する方が得策なこともあります。運転技術に任せますが、
無理のない運転をしてください。酷いとブレーキが効かなくなったり、
エンジンに水が入れば、止まって動かなくなってしまう方が危険です。
道路を塞ぐと雨が止んだ後まで地獄のストレス人間が総出であなたにクラクションを目線で
鳴らされてしまいますので、特に古い車とかに乗っている人は気を付けてください。
あとは、長雨で浸水した場合には思わぬところで最近が至る所にその浸水した水に潜んでいます。
流石にアフリカではないので、テレビで見るような脅威と騒がれる生物まではいないにしても、
細菌自体はO157など、夏場は特に怖いことが多いです。傷口から感染症を引き起こしたり、
下水道が汚染水として街に流れ込むこともありますから、清潔を保つということにも
気を配らなくてはなりません。大災害になった後は、アルコール消毒類を持っておきましょう。
被災地へ支援に行く人もこれを覚えておくことは非常に重要です。
思わぬ形で、帰宅したらあなたが感染源になってしまっていましたでは、元も子もありません。
入念な準備の上、復興支援をする場合はお願いします。
水害は台風とも一緒に起こりやすい災害です。風雨共にセットで備えた方が良いこともあります。
台風が今年は多いなと感じたら、早期の段階で備えておきましょう。
例えば、玄関の外、庭やベランダなどに傘や飛びやすいけど鋭利なものなどは置いていませんか?
また、台風接近したら観葉植物や子供が遊ぶ玩具などは家の中に入れる癖をつけておきましょう。
あなたの私物が凶器となって、窓ガラスを割ってしまったら大変なことです。
あと、繁華街でよく見られるのが傘が役に立たなくなったからと言って、勢いで手離して
無残な姿になったビニール傘が散乱していることがありますが、非常に危険です。
絶対に傘は使い物にならなくなったからと言って捨てないでください。
特にコンビニ周辺や、主要駅の近くなどは必ず台風の時にひっくり返った傘が隅っこにありますが、
マジで危ないです。都心部は台風が来ても風が弱いまま過ぎ去ることは確かに多いですが、
いざという時は本当に突然強くなることもあります。傘が散乱した状態で街を台風が襲ったら、
もはや外はマリオカートの緑の甲羅地帯並に地獄と化しますので、せめて屋内で捨ててください。
尚、ゴミ捨て場も台風の時はいっぱいになっているのを無理やり押し込もうとするなどご法度です。
空き缶やペットボトルが道路中に散乱して、これもマリオカートで言うバナナセットになります。
更に川や海に流れれば、環境悪化にも繋がってしまいますから、台風の時は屋内で捨てましょう。
たった1日でもゴミを捨てずにいるだけで、全然その後の街の状態は変わってきますよ。
皆さんの意識が、災害を防ぐことができます。是非一人一人に防災の関心を持ってくれることを
切に願っています。
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
明日は埼玉県で発生した、川越大地震(1649)を紹介します。
管理者のNDです。
07月29日は、
刀根の水害(1887)から132年です。
福井県で発生したこの水害は、連日の長雨から来た災害の一つです。
この年の福井県は7月からずっと雨が続いており、行ってみれば梅雨空が長いこと継続していました。
そんなある日前日にあたる28日からは次第に雨が激しくなり、
当日29日の早朝に、山崩れが発生し、同時に川の水も溢れて民家や田畑が
全て流されるという大きな被害になりました。
幸いだったのが、この災害をすでに予見できていたのか、
地元の住民はどうにか一人の死者も出ずに、経済的な被害にとどまりました。
ちなみに刀根というのは、敦賀市にある地名です。"とね"と呼びます。
今回は、
「未然に防げている、未知の二次災害」をテーマにお伝えします。
二次災害は、自然現象が起きた後に人為的な物も含めて生じ得る二次的な災害のことですが、
これらの中には、比較的最近起きた災害の中で起きているものもありますが、
中には全く起きずになんとかこらえられているものもあります。
それらは、優秀なその場の消防隊などの活躍によって食い止められているものが多いですが、
一歩間違えれば更なる大災害に発展していたかもしれないものも数多くあります。
今回は水害の記事ですので、水害関連の二次災害をいくつか紹介します。
まず、素人が下手に善意を持って行動しようとして巻き沿いになるケースがあります。
救助しようとしたら、自分が遭難や被災してしまうケースです。
水害に限らず、地震や山地の厳しい気象条件でも発生しうる二次災害ですが、
水害の時は、特に早期の行動という点ばかりに気が向いてしまい、
まだ大雨になっているうちに、早期の行動をするもすでに被災者がいた、
何とか救助しようとしたが、救助途中に河川増水などが生じて自分も要救助者になるという
情けないパターンです。
割と限定的なように思いますが、実際にこうなったケースは少なくありません。
救助隊などのスケールの大きいプロならまだしも、
例えばこれが子供と親の関係だと、結構事例としては多くなります。
川のレジャーには十分に気を付けないといけません。
災害ではありませんが、駅から転落した人を助けようとして自分も巻き込まれてしまったという、
新大久保駅での事故もありました。
また、海でも手持ち無沙汰な状態でおぼれている人を助けようとしても、
まず助けられずに共倒れになります。以前の記事でこれは書きましたが、
最低でも岸に縛ったロープを自分にまいておくか、浮き輪など浮くものを持っていないと、
自分以外を助けることはプロでも不可能と言われる程です。映画のようにかっこよくはいかないので
生身の体で、特攻しないようにしてください。ひと呼吸おくことが大事です。
他には、大雨が続くと緩やかな斜面でも地滑りが起きるリスクが伴ってきます。
長野県などでは、近年でも発生したことのあるやや恐ろしい二次災害です。
雨の多い今時期も多いですが、高地では雪解けのシーズンでも発生しやすくなります。
突然の地滑り予告にも対応できるように、まず自分の地域の地盤強度がいかほどか、
視界にハッキリ山々が見える地域などでは念のため確認しておきましょう。
また、急な豪雨などでは道路がいきなり水浸しになることもあります。
特に記録的短時間大雨情報などが出る程の雨は、低地はもちろんアスファルトの多い都市部でも、
排水が追い付かずに、坂下などで浸水していることがあります。
ほんの数十分程度降っただけで様変わりすることもありますから、車を運転する人は
こうした豪雨災害による浸水で、自分の車が突っ込まないようにして
二次災害を避けなければなりません。
また、そもそも豪雨では視界も相当奪われます。ワイパーを高速にしても視界が数十mにさえ
満たないレベルの雨が降ることがあり、そこに輪をかけて路面状態の悪化とくれば、
一時的に運転を中断する方が得策なこともあります。運転技術に任せますが、
無理のない運転をしてください。酷いとブレーキが効かなくなったり、
エンジンに水が入れば、止まって動かなくなってしまう方が危険です。
道路を塞ぐと雨が止んだ後まで地獄のストレス人間が総出であなたにクラクションを目線で
鳴らされてしまいますので、特に古い車とかに乗っている人は気を付けてください。
あとは、長雨で浸水した場合には思わぬところで最近が至る所にその浸水した水に潜んでいます。
流石にアフリカではないので、テレビで見るような脅威と騒がれる生物まではいないにしても、
細菌自体はO157など、夏場は特に怖いことが多いです。傷口から感染症を引き起こしたり、
下水道が汚染水として街に流れ込むこともありますから、清潔を保つということにも
気を配らなくてはなりません。大災害になった後は、アルコール消毒類を持っておきましょう。
被災地へ支援に行く人もこれを覚えておくことは非常に重要です。
思わぬ形で、帰宅したらあなたが感染源になってしまっていましたでは、元も子もありません。
入念な準備の上、復興支援をする場合はお願いします。
水害は台風とも一緒に起こりやすい災害です。風雨共にセットで備えた方が良いこともあります。
台風が今年は多いなと感じたら、早期の段階で備えておきましょう。
例えば、玄関の外、庭やベランダなどに傘や飛びやすいけど鋭利なものなどは置いていませんか?
また、台風接近したら観葉植物や子供が遊ぶ玩具などは家の中に入れる癖をつけておきましょう。
あなたの私物が凶器となって、窓ガラスを割ってしまったら大変なことです。
あと、繁華街でよく見られるのが傘が役に立たなくなったからと言って、勢いで手離して
無残な姿になったビニール傘が散乱していることがありますが、非常に危険です。
絶対に傘は使い物にならなくなったからと言って捨てないでください。
特にコンビニ周辺や、主要駅の近くなどは必ず台風の時にひっくり返った傘が隅っこにありますが、
マジで危ないです。都心部は台風が来ても風が弱いまま過ぎ去ることは確かに多いですが、
いざという時は本当に突然強くなることもあります。傘が散乱した状態で街を台風が襲ったら、
もはや外はマリオカートの緑の甲羅地帯並に地獄と化しますので、せめて屋内で捨ててください。
尚、ゴミ捨て場も台風の時はいっぱいになっているのを無理やり押し込もうとするなどご法度です。
空き缶やペットボトルが道路中に散乱して、これもマリオカートで言うバナナセットになります。
更に川や海に流れれば、環境悪化にも繋がってしまいますから、台風の時は屋内で捨てましょう。
たった1日でもゴミを捨てずにいるだけで、全然その後の街の状態は変わってきますよ。
皆さんの意識が、災害を防ぐことができます。是非一人一人に防災の関心を持ってくれることを
切に願っています。
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
明日は埼玉県で発生した、川越大地震(1649)を紹介します。
コメント
コメントはまだありません
コメントを書き込むにはログインしてください。