どうも、
管理者のNDです。
07月28日は、
明治熊本地震(1889)から11年です。
当然ながら2016年の熊本地震とは全然違う災害になりますが、
熊本震源で起きた大地震というのは、19世紀にも1度は起きています。
詳しい震源の位置や時代から、
明治熊本地震とか、金峰山地震とも言われています。
この地震は、都市部での地震ですが、日本に地震学会が発足して実は最初の大地震です。
1880年に発足されてから、初めての都市型地震というのは実はこの熊本県で起きたものでした。
襲ったのが都市部ということもあって、規模はM6.3程度でも死者は20人に及びました。
M6.3は、2016年の1回目の熊本地震よりわずかに小さい地震と大体同じ規模になります。
当時はネットはおろか通信手段なんてものがなかったので、
都市部では阿蘇山を気にしだす人が多く、噴火関連の風説が飛び交っていました。
1週間以上の余震や、熊本城の損壊など、様々な記録が残されています。
当時自分も、2016年に熊本で突如として襲った大地震には度肝を抜かされましたが、
こうして振り返ると、熊本県を震源とする大地震というのは過去に結構な頻度で起きていることが
分かってきました。関東で騒がれ続ける首都直下型地震の懸念がずっと言われていますが、
熊本にとっては、この地震はいわゆる明治東京地震のような立ち位置にはなると思います。
平成で大地震が起きたからもう令和はしばらく大丈夫だとは思いたいものですが、
結局一連の大地震の活動は数年~数十年単位とか誘発地震は数年以上経ってからなどと
今度は別の懸念がいくらでも生まれてしまう為(実際に新潟の事例などないわけではない)に、
どうしても大地震の懸念は一度大きな事例があると分かると、永遠と警戒しなければなりません。
結局、大地震が来ても来なくても次の大地震を懸念し続けるのが、
日本に住んでいるうえでの宿命です。
今回は、
「時には地震の基礎知識を確認」をテーマにお伝えします。
基本的な地震のことについて、今一度振り返ってみるのも悪くないので
地震のことが分からなくなったらいつでも確認してみて下さい。
前回の深発地震でRPGの例えが好評だったので、今回はそれを交えて
馴染みさえあれば、素人でも分かりやすい教え方をしていきます。
まず、地震の規模はマグニチュードになります。
ゲームで言えば、攻撃力みたいなものです。
そしてその地域の地盤が受ける揺れの大きさが震度で表されます。
これもゲームで言えば、受けたダメージって感じです。
「地震」は、基本的に発生場所(=震源)に近い程大きなダメージになるわけです。
9割はこの法則に従うものだとまずはご理解ください。
さて、これを踏まえて大地震になるとどうなるかというと、
どんな地震も情報では「×」で1点を震源位置として定められていますが、
沖合で発生する、3.11のような地震や想定されている南海トラフ地震などの
巨大な地震になると、「震源域」というものが出てきます。
つまり、規模が大きくなればなるほど、
プレートがずれ動く場所(攻撃の発生場所)が広くなっていきます。
ゲームでのイメージとしては、ドラゴンが炎を吐くイメージではなく、
賢者とかが魔法で周囲から灯油に引火させたように炎を発生させる感じです。
だから、揺れる範囲も広くなり、最大震度に近い観測点もより多くなるのです。
いわば広範囲の全体攻撃ということです。規模が大きくなるということは
単にその一点の威力では限界があるので、
より多くの地面を動かすことで地震のエネルギーも更に強い値が出るというわけです。
地球はアースクエイクを繰り出した!▽
震源場所は千葉だ!
千葉に震度3のダメージ!
茨城に震度3のダメージ!
埼玉に震度1のダメージ!
今回のアースクエイク 威力:M4.0
地震を知るなら、こんな思考から入ってみると理解はしやすいかもしれないです。
大体まずはこれが基礎になります。ちなみに強震モニタの緑は基本的に震度0ですが、
極わずかながら地震の揺れは受けていることになります。但しダメージは0なので
人が揺れを感じることもほとんどなく、
揺れを感じたとしても別に被害の起きる地震ではありません。
深発地震と異常震域や、遠方での地震、直下型地震・沖合地震の違いなど、
これを基に少しずつ踏み込んでいくと、知識も身についていくと思います。
今度の自由研究には、大地震を調べてみるのも良いと思いますので、
是非、テーマ決めにも役立たせてみて下さい。
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
明日は福井県で発生した、刀根の水害(1887)を紹介します。
管理者のNDです。
07月28日は、
明治熊本地震(1889)から11年です。
当然ながら2016年の熊本地震とは全然違う災害になりますが、
熊本震源で起きた大地震というのは、19世紀にも1度は起きています。
詳しい震源の位置や時代から、
明治熊本地震とか、金峰山地震とも言われています。
この地震は、都市部での地震ですが、日本に地震学会が発足して実は最初の大地震です。
1880年に発足されてから、初めての都市型地震というのは実はこの熊本県で起きたものでした。
襲ったのが都市部ということもあって、規模はM6.3程度でも死者は20人に及びました。
M6.3は、2016年の1回目の熊本地震よりわずかに小さい地震と大体同じ規模になります。
当時はネットはおろか通信手段なんてものがなかったので、
都市部では阿蘇山を気にしだす人が多く、噴火関連の風説が飛び交っていました。
1週間以上の余震や、熊本城の損壊など、様々な記録が残されています。
当時自分も、2016年に熊本で突如として襲った大地震には度肝を抜かされましたが、
こうして振り返ると、熊本県を震源とする大地震というのは過去に結構な頻度で起きていることが
分かってきました。関東で騒がれ続ける首都直下型地震の懸念がずっと言われていますが、
熊本にとっては、この地震はいわゆる明治東京地震のような立ち位置にはなると思います。
平成で大地震が起きたからもう令和はしばらく大丈夫だとは思いたいものですが、
結局一連の大地震の活動は数年~数十年単位とか誘発地震は数年以上経ってからなどと
今度は別の懸念がいくらでも生まれてしまう為(実際に新潟の事例などないわけではない)に、
どうしても大地震の懸念は一度大きな事例があると分かると、永遠と警戒しなければなりません。
結局、大地震が来ても来なくても次の大地震を懸念し続けるのが、
日本に住んでいるうえでの宿命です。
今回は、
「時には地震の基礎知識を確認」をテーマにお伝えします。
基本的な地震のことについて、今一度振り返ってみるのも悪くないので
地震のことが分からなくなったらいつでも確認してみて下さい。
前回の深発地震でRPGの例えが好評だったので、今回はそれを交えて
馴染みさえあれば、素人でも分かりやすい教え方をしていきます。
まず、地震の規模はマグニチュードになります。
ゲームで言えば、攻撃力みたいなものです。
そしてその地域の地盤が受ける揺れの大きさが震度で表されます。
これもゲームで言えば、受けたダメージって感じです。
「地震」は、基本的に発生場所(=震源)に近い程大きなダメージになるわけです。
9割はこの法則に従うものだとまずはご理解ください。
さて、これを踏まえて大地震になるとどうなるかというと、
どんな地震も情報では「×」で1点を震源位置として定められていますが、
沖合で発生する、3.11のような地震や想定されている南海トラフ地震などの
巨大な地震になると、「震源域」というものが出てきます。
つまり、規模が大きくなればなるほど、
プレートがずれ動く場所(攻撃の発生場所)が広くなっていきます。
ゲームでのイメージとしては、ドラゴンが炎を吐くイメージではなく、
賢者とかが魔法で周囲から灯油に引火させたように炎を発生させる感じです。
だから、揺れる範囲も広くなり、最大震度に近い観測点もより多くなるのです。
いわば広範囲の全体攻撃ということです。規模が大きくなるということは
単にその一点の威力では限界があるので、
より多くの地面を動かすことで地震のエネルギーも更に強い値が出るというわけです。
地球はアースクエイクを繰り出した!▽
震源場所は千葉だ!
千葉に震度3のダメージ!
茨城に震度3のダメージ!
埼玉に震度1のダメージ!
今回のアースクエイク 威力:M4.0
地震を知るなら、こんな思考から入ってみると理解はしやすいかもしれないです。
大体まずはこれが基礎になります。ちなみに強震モニタの緑は基本的に震度0ですが、
極わずかながら地震の揺れは受けていることになります。但しダメージは0なので
人が揺れを感じることもほとんどなく、
揺れを感じたとしても別に被害の起きる地震ではありません。
深発地震と異常震域や、遠方での地震、直下型地震・沖合地震の違いなど、
これを基に少しずつ踏み込んでいくと、知識も身についていくと思います。
今度の自由研究には、大地震を調べてみるのも良いと思いますので、
是非、テーマ決めにも役立たせてみて下さい。
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
明日は福井県で発生した、刀根の水害(1887)を紹介します。
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【自然災害メモリアル】第331回:敦賀市ガストフロント災害(2008)の日 [防災]ガストフロントも竜巻同様油断大敵
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