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【自然災害メモリアル】第095回:八丈島東方沖地震(1972)の日 [防災]高層階で地震が起きた時

2018/12/04 21:00 投稿

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  • シリーズ:自然災害メモリアル
  • BSC24
  • 防災
  • ND
どうも、
管理者のNDです。

12月04日は、
八丈島東方沖地震(1972年)から46年です。

この地震は、福井地震以来24年ぶりに震度6を記録した地震です。
顕著な長周期地震動が東京都内でも観測され、新宿などで起きています。


今回は、
「高層階で地震が起きた時」をテーマにお伝えしていきます。

高層階で地震が起きると、地上で揺れを感じている人よりも相対的に
揺れはひどく、強くなります。最近の建物は耐震・制震・免震と言った言葉も見受けられますが、
やはりすべての地震ケースに耐えうるとは限りません。
普段、震度1にも満たない地震でよく揺れを感じている場合は、
それ以上の震度が来れば、当然更に強くなるということですから注意が必要です。

今回は、高層階で地震が起きた場合における簡単な想定と対策を考えておきます。

まず、オフィス街などではコピー機や棚といったものは、必ず固定するようにしてください。
革ベルトや専用のキャスター移動防止の防災グッズがそこら中に売られています。
また、各事務の机には折り畳み式の防災ヘルメットなどを用意しておくと、より万全になります。
高層階(およそ8階以上)に住んでいる方は、長周期地震動による揺れの影響を受けやすくなり、
地震が収まった後も、周期の長い揺れが続くために地上よりも更に長い間地震に見舞われることに
なりやすくなります。ただし、前回の時と同様下手に外に出て逃げるよりは
その場に踏みとどまる方がまだ安全です。耐震偽造等、施設に問題がない限りは
長周期地震動でそう簡単に天井が崩れて瓦礫と化すような被災の仕方は今のご時世は、
あまりないのでまずは地震が来たら揺れそのものから全力で身を守りましょう。
ガスは大抵は自動で止まりますし、出口の確保をする前にまず身の安全が先決です。
※これまでに紹介してきた通り、すぐ目の前にいるならやっても構いません。

尚、キラーパルスと呼ばれる周期が1秒程度の直下型地震などには一見マンションは
強そうに見えますが、かなり建物にダメージを受けることになります。
制震技術でも耐え凌げないケースもありますので、緊急地震速報よりも前に本震を感じた時は
新築であっても、わずかながらの心配はした方がよいでしょう。

そして、地震後はマンション内で火災が起きていないかどうかを確認してください。
上層階は煙がすぐに行き渡る為に、いち早く気付かなければ危険です。自分の部屋が良くても
集合住宅の場合は、他の世帯が火事を起こせばたちまち命にかかわります。
極力安全のためを尽くすなら、上層階に住む人は一度外に出るほうが良い場合もあります。

尚、エレベータは基本的に地震直後は絶対に使わないでください。火災の時は余計ダメです。
そもそも停電するので使えなくなるとは思いますが・・・。
マンションにも前回の施設同様、逃げ道が必ず2つ以上存在します。エレベーターを主流に
使っている人はまず、非常時の避難階段がどこにあるかを把握しておいてください。
そして、多くの場合はベランダなどから脱出できる手段があります。
隣の部屋に移動するためにわざと脆く作られている壁、
そして場合によってはベランダ等の床には、避難梯子が設置されていたりします。
状況に応じていずれかの避難を強いられることもありますから、
普段使わない場所が多くは非常口となりますので、一度は目を通しておくと良いです。


今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。

明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。

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