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【自然災害メモリアル】第094回:川奈崎沖地震(1978)の日 [防災]施設での地震発生時

2018/12/03 21:00 投稿

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  • シリーズ:自然災害メモリアル
  • BSC24
  • 防災
  • ND
どうも、
管理者のNDです。

12月03日は、
川奈崎沖地震(1978年)から40年です。

この地震は、静岡県の伊豆地方で起きた地震です。
規模にしてM5.4という決して強くはない地震でしたが、群発地震でもありました。
死者は出ていませんが、局地的被害を被り、水道管の故障や落石を生じるなど、
熱海市~伊東市にかけて小被害を出しました。
尚、この地震は元々この世代において静岡~伊豆大島付近で地震活動が活発化していて
たびたび大きな地震も来ている中で、群発地震もそれに伴って頻繁に発生していたようです。
また、この"川奈崎沖"は伊東市の沖に位置しますが、他の群発地震や中規模の地震も
ここを震源としていることが多いようです。

今回は、
「施設での地震発生時」をテーマにお伝えしていきます。

スーパー・ショッピングセンターで買い物をしている時、
ゲーセン・パチンコ、はたまた遊園地に行って遊んでいる時など
様々なケースがあると思いますが、今回はひとまず自分が移動中など自由に動ける体制で
あることを前提に簡単な説明をします。
いわゆる娯楽中か買い物中に生じた地震の場合で
施設の中にいる時は3つの順序に従ってください。

まず一つ目は、常日頃地震発生前の予防対策として、
非常口・避難経路がどこにあるかを把握しておきます。
日本の構造上、個人で経営している小規模なものではない限り、
必ずと言っていいほど、出口は複数存在しています。喫茶店や飲食店でも
奥に行った時は、非常口はたいていの場合は入ってきた場所とは異なることが多いです。
これは、火事の対策として取られていてどれかの階段が使えなくなっても逃げ道をもう一つ
確保できるようにしてとられた過去からの教訓によるものなのです。
学校にも階段が必ず2つ以上あります。これらを把握することでまずは地震が発生しても
いざとなればあそこから逃げられると、覚えておくことができます。
尚、ショッピングセンターのように大型の施設になれば、
出口は2か所どころか4か所も6か所も全然存在します。地震に限らず火災が発生した時としても
役に立ちますので、よく訪れる場所があれば予め把握しておくのは大事な防災対策です。

次に二つ目、地震が発生している時ですが
この時だけは自分で自分の身を守らなければなりません。いかに早く地震に気付けるかと言われれば
その通りなのですが、やはり緊急地震速報の存在が大事と思う人もいます。
確かに重要ですが過信は禁物です。深発地震で大規模になるものや、震源に近い直下型地震では
まず大きな揺れが来る前に気付くことは難しいです。そこで、とにかく大地震が発生したら、
まずその場で全力で身を守って下さい。
その際、あまりやってはいけないのは、その場から逃げることです。
移動がなんとかできる程の揺れであればまだいいですが、本当に強い地震の場合は転びます。
そんな状況で一瞬無防備になった所にガラスが割れたり、棚ごと倒れてきたりしては危険です。
最適な行動として、その場で体を小さくしてしゃがみ、今持っているもので身を守ります。
壁を手で抑えるというのも悪くはありませんが、立てないほどの揺れに襲われた時は
無意味なこともあります。手ぶらな時に限り何かにしがみつく手段を取るぐらいで良いです。
この時だけは、従業員なども助けに行けるような状況ではありません。
自分の身は自分で必ず守ってください。

そして最後に三つ目が、避難です。
施設が安全と言われれば、そこで初めて広い場所に向かうなどしましょう。
避難の必要があれば、ここで従業員の指示に従います。
ここからは自分勝手な行動をしてはいけません。
特に、大声で叫んだりしないこと。
よく東京都では"お・か・し・も"の避難行動における教訓がありますが、まさにそれです。
しゃべらないというのは、従業員など、誘導するリーダーの指示が聞こえなくなるからです。
家族の安否確認よりも、今その場が危険なら電話は後回しにして安全第一に行動してください。
この時に、避難経路を知っておくとスムーズにあっちに行くんだなと最短距離を取れます。
もし従業員が新人で頼りない時は、常連であるあなたが手助けする形を取ることで
他の多くの命を救える可能性だってありますし、自分の為にもなります。
あとは避難の際は、"我先に"は厳禁です。まぁ流石に当たり前ですけど・・・。

無事に施設から避難できた後は、引き続き従業員等の指示に従って、
その後安否確認を取るためにとどまるか、自由にそのまま退室していいかを決めます。
以上が、施設内で地震が発生した時の一般的な一連の流れになります。
身の安全を守るためにも、
・地震発生前は避難場所を覚えておき、
・地震発生中は自分の身を守り、
・地震発生後は指示に従う。
この3つのフローチャートで、まずは自分の安全確保をしてください。

今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。

明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。

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