どうも、
管理者のNDです。
11月11日は、
安政江戸地震から163年です。
この地震は、当時の江戸を震源とする地震、東京都内でM7.0の地震が発生した大地震です。
正確には推定で東京湾北部~千葉県北西部と言われています。
東京の下町にあたる場所、例えば江東区などで被害が際立っています。
この地震は千葉県北西部地震(2005)と近似した点が多く、
それなりに深さのある地震だったこともあり、
あの地震を経験した人なら、そのまま規模が1上がったことで
この震災の推定震度分布となるようなイメージを持てます。
尚、この地震では津波の発生はしませんでしたが川の水が波打って
周辺に津波と見間違うような形で若干の被害を生じた可能性があるようです。
諸説がある為、何とも言えませんが、震源が近いだけに長周期地震動なども発生すると
共鳴して川が波打った可能性は考えられそうです。
そしてこの地震の死者数は幕府の公式記録で4700人、
文献によっては11000人と推定されています。
これだけでも相当なのですが、この地震直後は弱い風と小雨だったことから
幸いにも火災による被害は比較的早く鎮火はされました。
気象条件が悪ければ、江戸は関東大震災以上に焼け野原と化した可能性はあります。
今回は、
「災害伝言板ダイヤルの盲点」をテーマにお伝えしていきます。
首都圏の大震災は未だこのサービスが開始して以降、したことはないですが
一般的に知られているダイヤルは171、録音は1、再生は2、
無料などの知識は今回は紹介しません。
あまり知られていない注意点を今回は紹介していきます。
意外に使ってみると怖い点・好奇心レベルの疑問点もありますので、
まだ使ったことがない人は是非参考にしてみてください。
①固定電話の場合、被災地以外の電話番号は使えない!
まず、固定電話を171で使おうとしている人は、被災地以外の電話番号からはかけられません。
自宅の固定電話を登録しようとしている場合、例えば実家が西日本で
関東が被災した時、西日本の実家を登録することはできないというわけです。
もし、被災地以外の市外局番で電話番号を使った場合お断りされるアナウンスが流れてしまいます。
行列だらけの公衆電話などを使っている時、うっかり"実家の電話番号使おうとしたら使えない"
なんてことになって、他の人に迷惑をかけないようにしましょう。
自分の携帯でも、こんなアナウンス聞く時間の電池消費さえも無駄にしないように
予めこの注意点は知っておいてください。
補足①
当然ですが、電話番号以外の番号を登録することもできません。
電話番号に加えて、暗証番号付伝言となる、3・4を使ってください。
尚、暗証番号を忘れる・双方が知っていないと、
再生も暗証番号の解除もできなくなるので管理には十分注意です。
②固定電話を登録する時は、必ず市外局番を入力すること
同じく固定電話を登録する際の注意点ですが、登録の際、必ず市外局番の入力が必要です。
例えば東京なら03-とか、042X- です。
いきなりXXXX-XXXXだけとか、そういうことができませんのでご注意ください。
③海外は使用不可
この災害伝言板ダイヤルは、海外からだと使えません。
実家が被災してこの伝言板ダイヤルを残そうにも、残念ながら利用ができないのです。
当然ながら、国番号で登録することもできません。
頻繁に海外旅行とかしている時に出くわした場合は、
これが使えないので別の方法で連絡手段を取る必要があります。
④伝言は消せない
一度登録した伝言は単体で「削除」ができません。どうしても削除したい場合は、
上書きという形で消すか、震災ごとに設定された期間が過ぎるまで待つしかありません。
補足②:
被災状況や被災範囲によって、残せる伝言の数に制限がありますが
最低1件、最大で20件可能な場合があります。流石に20件の時に上書きを狙うと
辛いでしょうから、噛んだとか、途切れたとか、その程度なら気にしない方がいいです。
向こうもわかってくれるでしょうから、恥ずかしい感情など被災時は二の次でおkです。
補足③:
伝言時間は1回30秒です。意外に短いので、予め伝える内容を整理して発信しましょう。
20秒で終われるぐらいのメッセージがベストです。
⑤数字の入力の際、"#"が必要な時がある
問い合わせの際に選ぶとか、郵便の再配達とか利用する際に押しても動かず、
「番号が確認できませんでした」って言われる時、電話の種類によってはこれが必要になります。
171でつなぎ、その後のメッセージで「1」を押しても、その後全く応答がない場合は
「#」を押してみてください。
⑥被災地以外は、逆に171が最初は利用できなくなることがある
被災地内にいる人の録音操作が優先されるために、被災地以外から利用しようとすると
制限をかけられてしまいます。具体的な制限される時間は定められていませんが、
目安として当日中、被災地以外にいる方は、
心配でも利用集中の緩和の為に協力してあげてください。
⑦英語ガイダンスはない
This survice(Disaster Emergency Message Dial survice) is Japanese guide only.
残念ながら、アナウンスは全て日本語オンリーだったりします。
ただし、以下のサイトで英語での案内はあるのでもし困っている外国人を見かけたら
フォローしてあげてみてください。物凄く喜ばれます。
ただし、その際は③の注意点も説明させてあげてください。
ウィリアム家に電話できないよ!なんて言われても、被災地以外ましてや海外は利用できません。
NTT-EAST|Disaster Emergency Message Dial:
http://www.ntt-east.co.jp/en/saigai/voice171/
⑧会社の電話番号は極力使用自粛を
企業で災害伝言板ダイヤルを使用することは、NTTとしての本来の目的である
家族・親戚・友人間で使う安否確認という行為に背くことになります。
起業される方で災害時の連絡方法を考えている方は、
このサービスをデフォルトにすることは控えましょう。ちなみに、学校なども同様です。
補足④:
基本的に複数の人から同じ伝言を再生することはできますが、
状況によっては、再生できる人数に制限を設けられることがあります。
通常の利用範囲を超えるような利用の仕方をそもそもしないようにしてください。
⑨NTTが保有できるメッセージ蓄積数には限りがある
この限りを超えると、利用が出来なくなったり伝言の残せる数に制限がかかりやすくなります。
首都圏など都市圏で広範囲に大災害が起きて利用者数が増える場合は注意が必要です。
⑩171は直ちに利用はできない
基本的に提供開始は震度6弱以上が発生したら随時ということになっていますが、
NTT側にも準備時間があるようです。そのため、震度速報等で震度6弱以上だった事実が
一般大衆に確認できる状態になって目安として30分以上経ってから、利用できるようになります。
補足⑤:
ちょっとした裏技ですが、大地震で揺れている最中で停電や回線自体が
落ちていなければ、その瞬間だけ電話は繋がります。手に携帯を持って身を守っている状態なら、
高い確率で留守電ぐらいには残せるので、安全を確認してから利用してみて下さい。
いかがでしたか?
なんだか今日は、まとめ記事みたいな書き方になってしまいましたが
伝えやすくするために、今日は敢えてこんな形にしてみました。
首都圏など、震度6弱以上を経験したことがない地域も多いと思いますので、
今一度、震災時に実践してみてください。
最後になりますが、171は毎月1日と15日など、特定の日に訓練として利用することができます。
早速、11月15日にやってみてはいかがでしょうか?
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
管理者のNDです。
11月11日は、
安政江戸地震から163年です。
この地震は、当時の江戸を震源とする地震、東京都内でM7.0の地震が発生した大地震です。
正確には推定で東京湾北部~千葉県北西部と言われています。
東京の下町にあたる場所、例えば江東区などで被害が際立っています。
この地震は千葉県北西部地震(2005)と近似した点が多く、
それなりに深さのある地震だったこともあり、
あの地震を経験した人なら、そのまま規模が1上がったことで
この震災の推定震度分布となるようなイメージを持てます。
尚、この地震では津波の発生はしませんでしたが川の水が波打って
周辺に津波と見間違うような形で若干の被害を生じた可能性があるようです。
諸説がある為、何とも言えませんが、震源が近いだけに長周期地震動なども発生すると
共鳴して川が波打った可能性は考えられそうです。
そしてこの地震の死者数は幕府の公式記録で4700人、
文献によっては11000人と推定されています。
これだけでも相当なのですが、この地震直後は弱い風と小雨だったことから
幸いにも火災による被害は比較的早く鎮火はされました。
気象条件が悪ければ、江戸は関東大震災以上に焼け野原と化した可能性はあります。
今回は、
「災害伝言板ダイヤルの盲点」をテーマにお伝えしていきます。
首都圏の大震災は未だこのサービスが開始して以降、したことはないですが
一般的に知られているダイヤルは171、録音は1、再生は2、
無料などの知識は今回は紹介しません。
あまり知られていない注意点を今回は紹介していきます。
意外に使ってみると怖い点・好奇心レベルの疑問点もありますので、
まだ使ったことがない人は是非参考にしてみてください。
①固定電話の場合、被災地以外の電話番号は使えない!
まず、固定電話を171で使おうとしている人は、被災地以外の電話番号からはかけられません。
自宅の固定電話を登録しようとしている場合、例えば実家が西日本で
関東が被災した時、西日本の実家を登録することはできないというわけです。
もし、被災地以外の市外局番で電話番号を使った場合お断りされるアナウンスが流れてしまいます。
行列だらけの公衆電話などを使っている時、うっかり"実家の電話番号使おうとしたら使えない"
なんてことになって、他の人に迷惑をかけないようにしましょう。
自分の携帯でも、こんなアナウンス聞く時間の電池消費さえも無駄にしないように
予めこの注意点は知っておいてください。
補足①
当然ですが、電話番号以外の番号を登録することもできません。
電話番号に加えて、暗証番号付伝言となる、3・4を使ってください。
尚、暗証番号を忘れる・双方が知っていないと、
再生も暗証番号の解除もできなくなるので管理には十分注意です。
②固定電話を登録する時は、必ず市外局番を入力すること
同じく固定電話を登録する際の注意点ですが、登録の際、必ず市外局番の入力が必要です。
例えば東京なら03-とか、042X- です。
いきなりXXXX-XXXXだけとか、そういうことができませんのでご注意ください。
③海外は使用不可
この災害伝言板ダイヤルは、海外からだと使えません。
実家が被災してこの伝言板ダイヤルを残そうにも、残念ながら利用ができないのです。
当然ながら、国番号で登録することもできません。
頻繁に海外旅行とかしている時に出くわした場合は、
これが使えないので別の方法で連絡手段を取る必要があります。
④伝言は消せない
一度登録した伝言は単体で「削除」ができません。どうしても削除したい場合は、
上書きという形で消すか、震災ごとに設定された期間が過ぎるまで待つしかありません。
補足②:
被災状況や被災範囲によって、残せる伝言の数に制限がありますが
最低1件、最大で20件可能な場合があります。流石に20件の時に上書きを狙うと
辛いでしょうから、噛んだとか、途切れたとか、その程度なら気にしない方がいいです。
向こうもわかってくれるでしょうから、恥ずかしい感情など被災時は二の次でおkです。
補足③:
伝言時間は1回30秒です。意外に短いので、予め伝える内容を整理して発信しましょう。
20秒で終われるぐらいのメッセージがベストです。
⑤数字の入力の際、"#"が必要な時がある
問い合わせの際に選ぶとか、郵便の再配達とか利用する際に押しても動かず、
「番号が確認できませんでした」って言われる時、電話の種類によってはこれが必要になります。
171でつなぎ、その後のメッセージで「1」を押しても、その後全く応答がない場合は
「#」を押してみてください。
⑥被災地以外は、逆に171が最初は利用できなくなることがある
被災地内にいる人の録音操作が優先されるために、被災地以外から利用しようとすると
制限をかけられてしまいます。具体的な制限される時間は定められていませんが、
目安として当日中、被災地以外にいる方は、
心配でも利用集中の緩和の為に協力してあげてください。
⑦英語ガイダンスはない
This survice(Disaster Emergency Message Dial survice) is Japanese guide only.
残念ながら、アナウンスは全て日本語オンリーだったりします。
ただし、以下のサイトで英語での案内はあるのでもし困っている外国人を見かけたら
フォローしてあげてみてください。物凄く喜ばれます。
ただし、その際は③の注意点も説明させてあげてください。
ウィリアム家に電話できないよ!なんて言われても、被災地以外ましてや海外は利用できません。
NTT-EAST|Disaster Emergency Message Dial:
http://www.ntt-east.co.jp/en/saigai/voice171/
⑧会社の電話番号は極力使用自粛を
企業で災害伝言板ダイヤルを使用することは、NTTとしての本来の目的である
家族・親戚・友人間で使う安否確認という行為に背くことになります。
起業される方で災害時の連絡方法を考えている方は、
このサービスをデフォルトにすることは控えましょう。ちなみに、学校なども同様です。
補足④:
基本的に複数の人から同じ伝言を再生することはできますが、
状況によっては、再生できる人数に制限を設けられることがあります。
通常の利用範囲を超えるような利用の仕方をそもそもしないようにしてください。
⑨NTTが保有できるメッセージ蓄積数には限りがある
この限りを超えると、利用が出来なくなったり伝言の残せる数に制限がかかりやすくなります。
首都圏など都市圏で広範囲に大災害が起きて利用者数が増える場合は注意が必要です。
⑩171は直ちに利用はできない
基本的に提供開始は震度6弱以上が発生したら随時ということになっていますが、
NTT側にも準備時間があるようです。そのため、震度速報等で震度6弱以上だった事実が
一般大衆に確認できる状態になって目安として30分以上経ってから、利用できるようになります。
補足⑤:
ちょっとした裏技ですが、大地震で揺れている最中で停電や回線自体が
落ちていなければ、その瞬間だけ電話は繋がります。手に携帯を持って身を守っている状態なら、
高い確率で留守電ぐらいには残せるので、安全を確認してから利用してみて下さい。
いかがでしたか?
なんだか今日は、まとめ記事みたいな書き方になってしまいましたが
伝えやすくするために、今日は敢えてこんな形にしてみました。
首都圏など、震度6弱以上を経験したことがない地域も多いと思いますので、
今一度、震災時に実践してみてください。
最後になりますが、171は毎月1日と15日など、特定の日に訓練として利用することができます。
早速、11月15日にやってみてはいかがでしょうか?
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
コメント
コメントはまだありません
コメントを書き込むにはログインしてください。