東京アニメアワードフェスティバル2017で長編コンペに参加した『ズッキーニと呼ばれて』『手を失くした少女』を見ました。2月のアニメの門チャンネルの「海外長編アニメーションの世界」でも紹介した2作品。
『ズッキーニと呼ばれて』は、孤児院を舞台に、親元にいられなくなった子どもたちの喜怒哀楽を繊細に描く人形アニメーション。表情演技がすごく繊細でした。
『手を失くした少女』は、グリム童話が原作。ただ、もっと「人間の一生」というところに比重がかかっていて、とても“リアル”な作品に仕上がっていました。筆書きであろうラフな描線とも相まって、『かぐや姫の物語』とも近いものを感じました。しかし、ヒロインの排泄(大小ともに)を描いた作品というのはなかなか珍しいのではないか。そのあたりがこの映画の考える「人間」なのだと感じました。
では、いってみましょう。
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