(お勧め本 プーチン最後の聖戦 北野幸伯 集英社)
批判の天才、故太田龍氏が主観をしていた週刊日本新聞には、
日本では滅多に入らない英語関係の文献が多数紹介されている。
国際金融軍事権力と日本の実体を考える上で参考に
なった記事を紹介する。
6回目の今回は、プーチン大統領率いるロシアが
欧米の国際金融軍事権力に執拗に攻撃される理由について
説明された文献である。
プーチン・ロシアと欧米の国際金融軍事権力の対立は
プーチンが大統領に就任してから10年以上に渡って
続いてきた。
その対立軸を理解することが、マレーシア航空機墜落など
現在の混迷を深めるウクライナ情勢、BRICS開発銀行の創設、
反欧米連合の形成という現代国際政治の最も大きな動きを理解
する鍵となるだろう。
また同じ号には、911がモサドとCIAが実行したと、
コシガ元イタリア大統領がイタリア最大の新聞で暴露した、
という記事がある。
9・11の真実は、現代の国際情勢を理解する上での必須
知識であるので掲載する。
日本人が世界で稀に見る国際金融軍事権力に洗脳された国民であることを警告している。
「平成19年12月31日 週刊日本新聞 第519号 から転載と抜粋」
■ウラジミール・プーチン その改革と敵対者たち (1)
バーンズレビュー 2007年7・10月号
ラファエル・ジョンソン(博士)
ウラジミール・プーチン・ロシア大統領は果てしなく続く西側の批判者たちに、
さらに多くの弾薬を与えた。
現在ではロシアの政治制度に関するプーチンの改革は比較的によく知られている。
最初、その改革は地方の首長をその地方立法府の同意の下に指名することになって
いた。これは首長の直接選挙に変えられた。
さらにロシアは現在、イタリア型の比例代表制度を採用した。
一般的に言って、この種の制度は、(合衆国で見られるような)一つの地域の
「勝者が全議席を独占する」制度
ーそれは一つの「支配体制」が管理する二つの政党による支配を促進するー
とは反対に、数多くの小政党の展開を助長するものである。
ロシアは世界政治において独自の地位に位置する。
地球上のほとんど全ての民族が「新世界権力」の絶え間なき弾圧によって敗退し
つつあるがロシアはそれに対して実際に一定の措置を取っている、おそらくは唯一
の実行者として存在している。
その巨大さ、軍事技術、さらには、とりわけその自然資源によって、
ロシアは西側の金融資本家たちの支配とアメリカの武力で強制される
単一世界市場を作り出したいという彼らの野望とに唯一、異議を唱える
ことができる国なのである。
<中略>
西欧の帝国主義とそれによる侵略は主権を保持するために国家機構の強化を
絶対的な至上命令とした。
プーチンが大統領職にあることの重要性は彼の権力基盤が経済エリートよりも
むしろ諜報機関に由来する点にある。
それ故、彼は金融寡頭制から独立して行動することが可能なのだ。
彼が西側報道機関と彼らの金持ちの御主人様たちの怒りを招いてきた理由は
まさにこの独立性にある。
こうしたことが今日のロシアにおける現在の状況を明確に描き出すのである。
ロシアはその独自の役割と内部におけるプーチンの位置の故に、世界政治の
中心にある。
<中略>
1990年代のロシアでは、やや一貫性に欠けるボリス・エリツィンが
ソビエト経済の私有化を許可した。これは言い換えれば旧ソ連邦の
国有財産が旧党幹部や役人たちに安値で競売に掛けられたという
ことである。
最終的に恩恵を被ったのはソビエト国家機関でなく
イスラエルとその秘密警察モサドと強い結びつきを持った、一連の
「寡頭制のボスたち」であった。
こうした連中は旧ソビエト地下世界の組織犯罪者のうちでも最も下劣
な連中で、とりわけウラジミール・グジンスキー、ミハイル・フリードマン
ボリス・べレゾフスキー、そしてユリー・シェルファーたちであった。
イスラエルとの結びつきを持たない唯一の寡頭制の大物は、ウラジミール
ポターニンであった。
グジンスキーのメディア、「MOST」複合企業は一部、CIAと結びついた
ワシントン・ポストの手中にあったが、概してメディアは完全に彼らの手中
にあった。
当時、アメリカでは誰もロシアの選挙における「メディアの偏向」について
非難することはなかった。
常に金融寡頭制の支配の擁護者である、ウォールストリートジャーナルは
通常、こうした人物を「大立て者」とか「企業家たち」として言及する。
保守系のシンクタンクはこうした連中を、あたかも彼らが「自力で成功した」
資本家であるかの如くに扱い、彼らに対する非難を「自由市場と民主主義
的改革に対する攻撃」と見なしたのであった。
「次号に続く」
■「アメリカン・フリープレス」紙の報道
コシガもとイタリア大統領が、イタリア最大の
新聞で、9/11はモサドとCIAが実行した!!
と公然、暴露したとの重大情報
アメリカン・フリープレス紙、2007年12月24日号。第三面。
ここにイタリア元大統領、F・コシガのきはめて重大な発言が紹介
されてある。
コシガ元大統領は、イタリア最大の新聞、コリエレ・デラ・セラ紙上に
次のような発言をした。
(1)アメリカとヨーロッパのすべての国の諜報機関は、9/11の例のテロ
なるものは、CIAとイスラエル諜報機関モサドによって実行されたことを
知っている。
(2)そして今や、この知識は、地球全体の諜報機関に共有されている。
(3)モサドが、全世界のシオニストの援助のもとに実行したこのテロの
目的は、イスラム世界、まずイラクとアフガニスタンに対する侵略戦争
の口実を作ることである、と。
以下省略。
コシガは、1983年にイタリア大統領に選出され、1992年まで、その職
にあった、と。
コシガのイタリア語のこの記事が英語に訳されたかどうかは分からない。
コシガ元大統領によれば、
全世界の諜報機関は9/11がモサドと全世界のシオニスト組織、
そして米CIAによって実行された、そのことを承知しており、その知識は
全世界の諜報機関が共有していると。
しかし、もちろんここに、恐らくは唯一の例外国がある。
それは言うまでもなく「日本」!!である。
最も日本には、「諜報機関」などというご立派なものは存在しない。
と言うよりも、日本を占領し続けている米英(イルミナティ)は、日本が
独立した軍隊、独立した諜報機関を持つことを禁止している。
コシガ元大統領が始めて、9/11についての米国政府の公式発表に
疑問を公然提起したのは、9/11のあと間もなくのことだったと。
要するに日本は、「独立国」のフリをしているだけのあわれな米英
(イルミナティ)の奴隷の群れ、に過ぎないのである。
(転載終了)
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