国際社会から核兵器の非人道性に注目が集まるなか、原水爆禁止2013年世界大会・広島が、核兵器禁止条約の交渉開始を求める運動を強めようと開かれました。2200人が参加し、「広島からのよびかけ」を採択。「被爆者とともに、若い世代とともに、『核兵器のない世界』への扉を大きく開きましょう」と訴えました。
日本原水爆被害者団体協議会の坪井直代表委員があいさつ。広島の爆心地から約1キロメートルで被爆した壮絶な体験を語りながら、「私は88歳です。みなさんと目的を一つに核兵器をなくしたい」と呼びかけました。
特別企画「核兵器のない世界へのメッセージヒロシマ」として、アメリカの映画監督オリバー・ストーン氏と、アメリカン大学のピーター・カズニック教授が登壇し、広島の被爆者と青年とのトーク。ストーン氏は「被爆者は大事な戦争の証言者だ。生きのびたあと、若い人たちに体験を引きつぎ、記憶させる責任もある。愛にあふれた方々だ」とたたえました。結びにストーン氏が「一緒に立ち上がって、たたかってください」と話すと、共感の拍手が起こりました。
次回核不拡散条約(NPT)再検討会議にむけ、「2015年へ行動を」と題して、日本や海外で活動する団体の代表らが、草の根の多様な運動を発言しました。
メキシコ政府とキューバ政府の代表がそれぞれ発言しました。
国連の潘基文(パンギムン)事務総長らのメッセージが紹介されました。