つぼきち のコメント

泉美先生のブログには、また衝撃をうけました。

確かに、ある福祉関係者の話によると、
東京都目黒区で、2,049名の入所申込に対し、
1,024名が不承諾となったとのこと。
半数が認可保育所に入所できないという状況だとか。

これがまともな「國家」なのかどうか、
本当に議論が必要であると思いました。


他方、我が田舎町は少子高齢化もあり、
「子は地域の宝」という概念がとても強くて
待機児童の問題が全くありません。
それだけに、余計衝撃を受けました。

わが田舎町は、食料自給率100%以上
エネルギー自給率も、水力やソーラーなんかで100%以上
物価も安く、自然豊かで、
災害も少ないという恵まれた地域ですが、
少子高齢化にだけは勝てずに困っています。

地域の宝の子どもよりも、コストを計算して
保育所つくるより駐車場を造るなど、
田舎では全く考えが及びません。
人のエゴとはきりがないものです。

でも、わが町にも「基地」みたいな問題があります。
地元の「自然環境団体」が強すぎて
「企業誘致」にことごとく反対するのです。
誘致企業のもたらす、法人税や雇用の創出は
我が田舎には税収と言う素晴らしい恩恵をもたらします。
とくに若者の雇用問題は大きいです。

「騒音」・「水質汚染」・「希少動植物の減少」等を
理由に、いくら法定内の環境基準値を守っても彼らは反対するのです。

確かにうちの町は、あの宮澤賢治の作品にも登場しますし、
温泉も豊かで、凄まじく自然豊かです。人情も豊かですし。
ところが、最近になって、
「せっかく静かな環境を求めて移住して来たのに!」、
「近くに企業なんか誘致しやがって!」と、
私憤をもって冷静な議論や対話ができない連中が現れ始めました。

彼らは勉強会を立ち上げ、自分たちに都合のいい
数値だけをデータにしてもってくるので
科学的な対話もできないありさまです。

私も自然環境は守りたいのですが、
わが故郷が少子高齢化で廃村にでもなれば
最悪です。問題はバランスです。
私も小林先生のようなバランスが欲しい。
自然活況保護も保守の仕事なのでしょうが
彼ら自然保護団体が保守には絶対見えない。

そういった対立を調整するのが本来行政の仕事なのですが、
ここも厳しい現実です。感情的になってる相手には議論は
通用しませんから。

農業と観光の町は今、少子高齢化と自然環境保護運動の前に
廃村に向かいそうです。
私は町を存続させることも重要な保守ではないかと考えています。

すいません。軒先借りて、脱線しすぎました。

No.92 107ヶ月前

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