武藤 のコメント

配信ありがとうございます。
いやあ、オカルトですなあ竹中理論は。
元々経済学者が学ぶ学問体系自体が、社会科学の分野の中でもっとも技術的な要素が強いと言われています。
これが啓蒙的な経済政策を推し進める原動力になるのですが、増田悦佐氏の『デフレ救国論』からデフレについて説明をします。
増田氏によるとデフレそのままは、不況とは全く関係ないことであり、不況は実体経済の世界では必ず起きるものであること。ここで重大なのは、予測して技術進歩や新製品が出せないということです。
経済の波は常に一定でない為に画期的な発明や発見されるとどっと需要が増えて、それが他分野に波及することになります。経済は本来は未知数、統制できるものではないんです。
「波が安定ならば効率が良くなり、毎年同じ成長率ならば、賃金の低下もなくて必ずうまくいく」
これが官僚、政治家が唱える本来ボコボコであるはずの経済を平坦でなめらかなカーブに変えれると
解決策があると盲信しているグループが唱えている説です。中世の錬金術に近いですね。
増田氏はこの新興宗教が生まれた背景にはフランス革命により生じた啓蒙主義があったと書いています。経済学者は技術的な要素に加え工学系よりの学問の為に、あまり人の心の中まで忖度するような訓練は受けてはいない。
となると、数式モデルに従って政策をすれば
実現できる!空理空論のオウム信者なみになっています。
カルト宗教だけであって、自分たちの意見は正しく、自分たちに反対する意見はとりあわないという
ファシズム思想が顕著にでます。
もう一つがプラグマティズムの考え方です。
「答えは必ずあるはすだ。だから、いろいろなことを試してみる」この考えは一見マトモに見えますが、政治家、官僚が動いたことにより解決するかのように見えたが、実際は他のところでもっと深刻な問題を生む土壌になることがあると増田氏は述べています。
と見ると、経済学者に洗脳された政治家、官僚らは
異常な設計主義を脳内でやっていると見て良いでしょう。

No.37 107ヶ月前

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