最後に。連投ですいませんが、言い忘れたことを一つ。自由競争・規制緩和万能論や新自由主義は、格差社会という文脈で弱者や下層を蝕むとされています。しかしながら、昨今の東芝不正会計を見逃した監査法人の腐敗や、弁護士報酬の減少から後見した認知症老人の資産を食い荒らす弁護士の悪徳を見るにつけ、強者や上層社会すらも破壊しつつあるのではないか。つまり、選択と集中による少数者の生き残りという大義すらも、現実には成り立たないのではないかと言うことを指摘して終りにしておきます。