諫議大夫 のコメント

諫議大夫
No.80 (2015/11/01 13:28)
【或る妄想】

{今から101年前、大正2年8月31日、この日は大正天皇の御誕生日、「天長節」で、人々は盛夏の中、正装して天皇の御誕生日を祝う式典に参加していた。
ところが、気温の上昇する中、暑さで倒れる人々が続出。
御婦人方も、「なんとかしてほしい」との要望。
人々は話し合った末、翌3年(1914年)から「天長節」は2カ月ずらした10月31日とすることになった。}

西暦20XX年10月31日。
高森明勅氏が提案して実現した「小林よしのり記念館」正面の「小林よしのりの像」の前には、よしりんキャラ─小林よしのりが今までに生みだしたキャラ─の仮想コスプレをした若者がぎっしりと並んでいる。
「よしりん、よしりん!」ある若者が叫んだ。
大勢の群衆がそれにつられてよしりんコールの雄叫びを上げた。
「よしりん!」「よしりん!」その雄叫びはとどまることを知らなかった。

同時刻、渋谷スクランブル前交差点。閑散として、まるでシャッター通りかと見間違うくらい、歩いている人をほとんど見かけることはなかった。
数年前の同じ日、「ハロウィン」なる行事に狂喜乱舞する若者が西洋妖怪のコスプレをして闊歩して乱闘騒ぎまで繰り出し、「DJポリス」なる警官まで出動したのが嘘なくらい、渋谷は静かだった。

同時刻。小林よしのり記念館前。群衆の熱気は最高潮に達していた。整然と列をなし、乱闘するような若者は一人もいなかった。
「小林よしのりライジングを読んだ」警備に参加するスタッフは自発的に参加しているという。警備をしたいと願い出る者が後を絶たないため、「警備がしやすくて助かります」と地元の警察官。

やがて記念館の扉が静かに開く。
「よしりーん!」群衆の一人が叫んだ。
再びよしりんコールの嵐。
出てきた男は両手を前にして、コールを押しとどめるようなジェスチャーをした。
途端に歓声はピタリとやんだ。
しん、と静まり返る。空気がぴんと張り詰める。夏の暑さが一段落し、秋の寒い夜の冷えた空気が熱くなった群衆の熱気を冷ます。
「よしりん先生、御誕生日おめでとう!」

そうこれは、小林よしのり氏の誕生日を祝う式典なのだ。
小林よしのりの誕生日は本当は8月31日なのだが、盛夏の、夏の暑いさなかの日に正装して式典に臨むなんて心苦しいし第一わしが困る、という先生の思し召しと女性子供を大切にする先生の感覚を大切にした有志達が、誕生日を祝う式典を2カ月ずらした10月31日にしようと数年前に決定。

最初「ハロウィン」なる行事が日本全土を席巻していたこの日も、年がたつにつれ小林先生の誕生記念パーティーにとって代わり、街の店先にはよしりんグッズがいたるところに並び、メディアはよしりんの話題で持ちきり…

或る妄想でした。

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