今ライジングではハロウィンが話題になっているようですが、僕もいろいろ考えてみました。
ニュースで「なぜハロウィンに仮装するのか」というインタビューが放送されてましたが、その理由に驚きました。「普段なれない自分になれる」という自分探し系の人や、中には「ハロウィンに１年の全てを賭けている」というおばさんがいて、まるでシールズやHIV訴訟を支える会の学生みたいだと思いました。なぜハロウィンにそこまで思い入れる事ができるのか、正直疑問です。
ハロウィンに限らず、今の日本人は思考停止して祭り事や流行ものにすぐ飛びついて、ひたすら狂喜乱舞する。しかもそれを消費するだけで、文化として育てる気なんて全くない。それの繰り返しのように見えてなりません。国会前のデモや昨今のラグビーブームも、ハロウィンと同じではないでしょうか。
ハロウィンで騒いでる人達はハロウィンの成り立ちや本質を知らないだろうし、国会前で騒いでるシールズも国防の事なんて少しも考えていない。五郎丸選手に熱狂している人達は、ラグビーのルールすら覚える気もないでしょう。
それに今の日本人は物事の受け取り方や距離のとり方を、間違えてるような気がしてなりません。例えばハロウィンに人生を賭けたり、福山雅治の結婚にショックを受けて「明日会社を休む」と言い出すのって絶対におかしいです。
ハロウィンやラグビーが本当に自分に必要な物なのか、好きな芸能人の結婚が本当に嘆き悲しむべき事なのか。それを冷静に考える事が、今の日本人に必要な事だと思います。