諫議大夫 のコメント

もうとっくに次号が配信されていますが、シールズについての感想を言わせて下さい。

シールズの奥田愛基君が国会で演説しましたが、小林先生がおっしゃっていたように、国会へ出るのにわざわざ髪を黒く染めて7:3にしているのがなんとも気味悪いです。
やっぱり奥田君も国会という権威の前にひれ伏している小心者だという思いでした。
奥田君のスピーチですが、
「こんなことを言うのは非常に申し訳ないのですが、先ほどから、寝ている方がたくさんおられるので、もしよろしければですね、お話を聞いていただければと思います。」
「僕も2日間くらい緊張して寝れなかったので、僕も家に帰って早く寝たいと思っているので、よろしくお願いします。」
って、あまりにも、国会議員を、と言う前に大人をナメきった発言ですね。
しかも、国会で寝ている大人を批判しようと、上段の構えから斬ったつもりなのに、その後スグの発言で「僕も家に帰って早く寝たい」ときたのには、ガクッときました。

「政治の事は、選挙で選ばれた政治家に任せておけばいい。この国には、どこかそのような空気感があったように思います。」
最早政治家には任せておけない、だから行動を起こしたのだと、あたかも選挙で選ばれた国会議員を軽視する民主主義を蔑ろにするかのような発言をしたかと思えば、
「政治家の先生方は毎回このようなプレッシャーに立ち向かっているのだと思うと、本当に頭が下がる思いです。一票一票から国民の思いを受け、それを代表し、この国会という場所で毎回答弁をし、最後は投票により法案を審議する。ほんとにほんとに大事なことであり、誰にでもできることではありません。それはあなたたちにしか、できない事なのです。」
と、国会の重要性を強調し出して、発言が矛盾しています。
最後には、
「むしろ、そこからまた始まっていくのです。新しい時代は、もう始まっています。もう止まらない。既に私達の日常の一部になっているのです。」
最早デモを日常として生きる宣言を国会という公の場でしてしまいました。
もう奥田君は運動家として生きる道を選んでしまったのですね。
先生の『脱正義論』で描かれていたことが彼の場合にそっくり当てはまったのを見て、私はため息が出ました。
どうしてこう、砂粒の個は典型的な道を選んでしまうのでしょうね?
「自由を束縛されたくない」彼にはそんな思いがあるのかもしれませんが、彼は既にシールズという組織の中で個を埋没させるという束縛されて不自由な生き方を始めている。
それに彼自身が気づかないという恐ろしさ。

運動家にからめとられていく恐ろしさを、またひとつ知るきっかけになりました。
それにしてもシールズとはいったい何なのでしょうね?
安倍の強硬採決をタネに今までくすぶっていたサヨクが発芽した一種の徒花なのでしょうか?

No.113 110ヶ月前

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