いつも楽しみに拝読しております。 安倍政権の暴走には暗澹たる気持ちになります。 さて、今回のライジングに出てくる大内先生ですが私が学生の時にお世話になりました。知っている大内先生が小林先生の文章に出てきたのが嬉しく、大学で研究を続けており、大内先生とも頻繁に会う友人に今回のライジングを転送して読んでもらいました。下記返信が来ましたので、ご参考まで転載させていただきます。 ↓ ありがとうございます。 おもしろいですね。 細かいこと言うと、ルソーは左派の中にも好きな人と嫌いな人がいて、彼の主張する一般意志が、まんま全体主義の論理になるので、ナチスがルソーの議論を支持するような面もありました。 あと、徴兵が民主的な国家の基礎というのは、確かに18世紀末以降の近代国家をみるとそのとおりだと思います。(小熊英二さんの『市民と武装』という本は、アメリカのその面を論じてます) でも、20世紀末から、その前提が崩れ、アメリカを始め、軍隊も外資も含めた民間軍事会社に委ねられるようになってるというのが、リアルなところだと思います。(堤未果の『貧困大国アメリカ』の1か2が参考になります) その意味で戦争を傭兵に委ねていた「中世」的な側面も出てきたかもしれません(実際に紛争解決の現場で長年働いてる伊勢崎賢治さんの話が面白いです!)
チャンネルに入会
フォロー
小林よしのりチャンネル
(ID:23856813)
いつも楽しみに拝読しております。
安倍政権の暴走には暗澹たる気持ちになります。
さて、今回のライジングに出てくる大内先生ですが私が学生の時にお世話になりました。知っている大内先生が小林先生の文章に出てきたのが嬉しく、大学で研究を続けており、大内先生とも頻繁に会う友人に今回のライジングを転送して読んでもらいました。下記返信が来ましたので、ご参考まで転載させていただきます。
↓
ありがとうございます。
おもしろいですね。
細かいこと言うと、ルソーは左派の中にも好きな人と嫌いな人がいて、彼の主張する一般意志が、まんま全体主義の論理になるので、ナチスがルソーの議論を支持するような面もありました。
あと、徴兵が民主的な国家の基礎というのは、確かに18世紀末以降の近代国家をみるとそのとおりだと思います。(小熊英二さんの『市民と武装』という本は、アメリカのその面を論じてます)
でも、20世紀末から、その前提が崩れ、アメリカを始め、軍隊も外資も含めた民間軍事会社に委ねられるようになってるというのが、リアルなところだと思います。(堤未果の『貧困大国アメリカ』の1か2が参考になります)
その意味で戦争を傭兵に委ねていた「中世」的な側面も出てきたかもしれません(実際に紛争解決の現場で長年働いてる伊勢崎賢治さんの話が面白いです!)