リボンの騎士 のコメント

二度目のコメント失礼いたします。
子育て中の親のひとりとして、寝屋川の事件についてずっと考えています。深夜に街中にいる子供を見かけたら、私はどうするだろうと考えますと、小学生高学年以降にもなれば、大人と背格好が変わらない子も多く、いろいろ想定すれば、情けないですが、やっぱり声をかけにくい。しかしながら、深夜の町に子供がいるのは、どう見ても、どう考えても異様なので、そのままにはしないし、できないと思います。だから多分、交番に駆け込むことになるはず。
今回被害に合ったお子さんは、寝袋を持って、何度か家出をしていたと言います。断られることが殆どだったようですが、友達に泊めてくれって電話をかけてもいたらしい(この話を聞いたときに、今回被害に合ったお子さんたちは、よく今まで無事だったな、とも思いました)。普通に考えたら、私がその友達の親なら、親御さんに言うか、学校に相談します。でも、しょーもない親もいるし、この間の岩手の中学校のように、しょーもない学校もあるので、埒が明かなければ、役所の教育関係の課に通報するでしょう。しかしながら、おそらく、友達に電話と言っても、私が子供の頃と違って、友達の家に電話するのではなく、直接本人の携帯に電話かLineなど含めたメール宛だっただろうと考えられるので、友達の親もまた、そういうことがあったと知らなかったりするのでしょう。携帯によってできる死角がありすぎるのです。以上のことからだけでも、よしりん先生のご考察と併せて考え、やはり「子供と携帯」というのが、悲劇の根幹のひとつにあると思わざるをえません。
以前、子供の小学校の保護者会に、地元の警察の人が来て、安全についてお話していただいたことがあるのですが、そのときに、「ここや、あそこに問題を抱えた人物が住んでいると把握していても、皆さんにはそれをお教えすることができない」とおっしゃっていたことが強く印象に残っています。つまり獣は、人間の仮面をかぶって、私達の近くで、一見普通に生活している。事件を起こしたシリアルキラーを死刑にできても、たとえ島流しにできたとしても、いなくはなることはない。とすれば、その獣に、少しでも遭遇しないで済むように、気をつけ、対策を練るしかありません。
私の子供も、そろそろ反抗期に突入する時期です。反抗期は子供の健全な成長過程のひとつであり、なきゃ困るものでもあります。物わかりのいい親になるつもりはさらさらありませんが、反抗期がどれだけ強烈であっても、決して諦めず、本気(マジ)で向き合っていかねば、と強く考えさせられた今週号のライジングでした。

No.57 111ヶ月前

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