よしりん先生、木蘭先生、みなぼん編集長、執筆・編集・配信、ありがとうございました。特にゴー宣２本立ては有難いことと感謝いたします。

　ゴー宣１本目。エドマンド・バークが「偏見は重要だ」と言っていたからでしょうが、自称保守の皆さんがピンからキリまでそれを引用し、新しく出たものや革新勢力には偏見を持てと語ってきました。ネトウヨはさらにそれを曲解し、真っ当な警戒心と差別の間でバランスを取ることなく、無根拠でもいいから在日外国人は偏見の目で見てOKだと言うまでに至りました。
　このような流れを見てきただけに、私は偏見というものに対して偏見を持ち始めていたのですが、やはり必要な偏見は必要であると思い直しました。脳内の配線ミスのため性犯罪を繰り返す人は確実に存在し、必ず力の弱い若年者がその犠牲になるからです。近代化が物理的に闇を放逐したように見えても、近代化が共同体の絆や繋がりの脆弱さの原因となり、それに伴って人間の心の闇も増幅され、被害者も加害者も増えていきます。

　ゴー宣２本目。豊下楢彦という人物は俗物である自分の生命至上主義のような私情を基準にし、それこそが生々しい現実だと思っているため、たとえ政治的リアリストであっても聖域に育った公の体現者である天皇が俗物と同じような感覚ではないのではないか？という想像力が働かないわけですね。聖と俗の垣根を無くしてフラットにする近代化の悪影響がこんなところにも顕れているように思います。

　「ザ・神様」ですが、ヤマトタケル、怖すぎます。木蘭テイストが加わるとより恐ろしさが増すようです。こりゃ景行天皇が警戒するのも判ります。古事記では王権確立に至る動乱の時代に現れた悲劇の英雄として存在していますが、爛れるように平和な時代と場所（米国に管理された平和の中にいる現代日本のような状態）にいたら、きっととんでもない犯罪者になっていたという気がします。

　先生、質問に答えていただきありがとうございます。AKBGに久しぶりにノれる子が現れたと思ったのですが、幻冬舎の見城徹氏と麻雀したことについてはスルーしていたようです。見たいものしか見ない病弊が自分にも確かにあったことを反省します。

　見たくないものを見ようとする先生の姿勢は凄いと言っても、わざわざベルサイユ宮殿に生首を見てしまう想像力はぶっ飛んでて笑いました。編集長、いつもありがとうございます（笑）。

　臭く醜いドリアンな情報からも目を背けてはならない　na85