こいら のコメント

私は音楽活動をやっていて、ライブハウスでお客さんからお金を取って演奏しています。フリー(無料)のライブもアート系のイベントでやっていますが、あくまでもライブハウスにお客さんを一人でも呼ぶためのプロモーションのつもりでやってます。
8月にライブハウスを貸し切って私主催のイベントをやります。ライブハウスを借りるのにもお金がかかります。照明や音響のスタッフの方々の給料や電気代などが貸し切り料金に入っていて、チケットを分担して売って売り上げを挙げてお客さんを呼ばないと赤字なのです。ですがお金が掛かることでいい加減なステージはやらないという覚悟は生まれてきます。
ライブハウスのスタッフさんの話だと、いわゆる路上ライブでお金を全くとらないまま演奏して、ライブハウスでノルマを払って演奏しないミュージシャンは自己満足の世界に陥ってしまって結局プロになれない、とのことでした。
プロになるにはライブハウスのノルマとか楽器代とか機材代なんかの必要経費と、ちゃんと音楽を分かってくれる人たちの時には辛辣とも思える批評やアドバイスがないとダメなのです。よしりん先生も漫画を描く上でアシスタントを雇い、仕事場の家賃や光熱費を払い、何回も編集者や批評家の批評に晒されて、時には自省を繰り返してきたからヒットも出せたし今でも第一線でいられるのだと思います。
音楽だと、今ではネットの時代でyoutubeなどで自分の音楽を表現する人もいますが、それでも食べていくためには動画に広告を貼って、アクセス数を稼がないと収入になりません。純粋に趣味で音楽をやるのならば(それはそれで一理あるのですが)アクセス数なんかも関係ないのですが、やはり技術を磨いて不特定多数の大衆の支持を得ることは、プロにとっては大事なのです。才能を維持するためには常に感性を磨き努力をし続けることが大事です。
よく、お金と音楽は関係ない、とか言うミュージシャンもいますが、ライブのチケット代とか、楽器代とか打ち上げの費用とかは掛かるのです。お金儲けだけが表現の目的ではないのですが、お金がないと生きていけないし音楽もやれないのも事実です。

No.12 107ヶ月前

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