苦労人にく のコメント

先生のお言葉に甘えて一気読みさせていただきました「卑怯者の島」
「わし自信が満足した出来だから絶対に代表作に加える!」と仰っておりましたが、そのお言葉に間違いはありません。文句なしに代表作ですね。入ってなかったら私、悲鳴をあげてしまいそうです^^;

「卑怯者の島」は過酷な戦場のシーンを「明るい戦後日本」をより素晴らしく見せるためだけの材料としか扱わない、巷の太平洋戦争ドラマをまるごと一掃できる威力があるのではないでしょうか。
「逃げる! 逃げる! 逃げる!」のシーンにおいて主人公・神平がどのコマよりも生気を失った表情をしている理由を過去に制作されたドラマ群ではきっと説明不可能でしょう。右左のイデオロギーを取っ払ってあのシーンまで読み進めた頃には、どなたでも十分に理解できると思います。

笹幸恵さんが以前ブログで綴られた「戦中の倫理」をドギツく見せられる第四話も凄まじかったなぁ…と、感想があまりにも長くなりすぎますので、こんなもので失礼させていただきます(もっと書きたいことがぁぁぁ!)

長文乱文になりましたが最後に。

よしりん先生、みなぼん編集長、よしりんスタッフの皆様。
素晴らしい一冊を世に送り出していただき、ありがとうございました!

No.111 113ヶ月前

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