よしりん先生のブログの台湾人慰安婦の方の話、なるほどと思いました。 『戦争論』でよしりん先生は「慰安婦は軍の強制連行によって連れて来られたわけではない」として「中には日本兵と親しい関係を持てた慰安婦もいた」みたいなことを描かれていましたが「全ての慰安婦が喜び勇んで日本兵の相手をした」とは描いていません。 慰安婦の中にも辛い思いで日本兵の相手をした女性もいれば、日本兵と親しくなって恋愛関係になった慰安婦もいたと思います。「全ての慰安婦が全く同じ思想で性的な奴隷であり日本軍の被害者である」というアメリカや中韓に蔓延してる女性観・歴史観が平板なのは分かりますが、男尊女卑に基づく「女性は全て男性の性処理のためにセックスをする存在である。ゆえに慰安婦は喜んで性奴隷になった」という日本の保守派の女性観・歴史観も平板であるとよしりん先生は見抜いています。 そもそも、人間の価値観を一面的で平板的にすることが、人間の心の機微を無視し、弱者を疎外することになるのです(ネトウヨのヘイトスピーチなんか単に弱者を平板的にレッテルを貼って疎外してます)。慰安婦になった経緯も様々なので、彼女たちの様々な生き方を認めることができる人間こそ真の強者なのではないのでしょうか。
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(ID:22166571)
よしりん先生のブログの台湾人慰安婦の方の話、なるほどと思いました。
『戦争論』でよしりん先生は「慰安婦は軍の強制連行によって連れて来られたわけではない」として「中には日本兵と親しい関係を持てた慰安婦もいた」みたいなことを描かれていましたが「全ての慰安婦が喜び勇んで日本兵の相手をした」とは描いていません。
慰安婦の中にも辛い思いで日本兵の相手をした女性もいれば、日本兵と親しくなって恋愛関係になった慰安婦もいたと思います。「全ての慰安婦が全く同じ思想で性的な奴隷であり日本軍の被害者である」というアメリカや中韓に蔓延してる女性観・歴史観が平板なのは分かりますが、男尊女卑に基づく「女性は全て男性の性処理のためにセックスをする存在である。ゆえに慰安婦は喜んで性奴隷になった」という日本の保守派の女性観・歴史観も平板であるとよしりん先生は見抜いています。
そもそも、人間の価値観を一面的で平板的にすることが、人間の心の機微を無視し、弱者を疎外することになるのです(ネトウヨのヘイトスピーチなんか単に弱者を平板的にレッテルを貼って疎外してます)。慰安婦になった経緯も様々なので、彼女たちの様々な生き方を認めることができる人間こそ真の強者なのではないのでしょうか。