直明 のコメント

こんにちは。今週のゴー宣、深く考えさせられました。一度読んだだけでは十分に理解できないことが多々ありましたので、数回読み返しました。しかし、それでも自分の中で理論的な考えがまとまりませんでした。ただ、感覚的に捉えられたことはありましたので、それを書きたいと思います。

私が長年ゴー宣を読んでいるためかもしれませんが、よしりん先生が紹介されていたすべての宮台氏の意見について、何らかの違和感を感じてしまいました。

私が印象に残ったのは、高校生の参加者の「歴史の捏造をして手打ちをすることは、信頼の醸成に役立つことなのか」といった内容の質問に関する部分です。「社会システム理論家で機能主義者」というのは、よい結果を得るための現実的な立場なのかな、と思いましたが、ただ、あまりにも人工的というか、不自然というか、よしりん先生の保守の立場を模範としてきた私としては、違和感を抱かざるを得ません。

私が感覚的に信じていることですが、歴史に対して謙虚でなければ、真の繁栄は得られないと思います。宮台氏が言う「信頼の醸成」のための歴史解釈は、歴史に対する謙虚さを欠いていると思いますし、そのような結果得られた信頼が、果たして有効な信頼となり得るか、疑問です。

私がゴー宣で学んできたことは、歴史に対する真摯な態度の大切さです。歴史をしっかりと見つることにより、天皇の意義を学ばせていただき、大東亜戦争の意義を学ばせていただいたと思っています。そして、真の日本国民を築くためには、当然のことながら歴史に対する真摯な態度が根底になければならないと思います。私はこのことを、ゴー宣を通じて学んできました。

よしりん先生が紹介されていた宮台氏の主張は、あまりにも歴史を軽視した内容に思えます。現実的で機能的な面があるのかもしれませんが、こんなことを私のような者が言うのもおこがましいですが、短絡的すぎるような気がします。

じゃあどうやって信頼の醸成をするかと考えたら、ひたすら歴史に対する真摯な態度、謙虚さを貫くことであると思います。天皇陛下が心から戦没者を慰霊される姿を見たら、外国人は日本人に対する信頼を高めるのではないでしょうか?天皇陛下の歴史に対する真摯な態度を、誰が否定できるでしょうか?

目先の利益のために自国の歴史を売り渡すような国民が、信頼を得られるとは到底思えません。それをしたところで、よしりん先生が言われるように、中国は日本のことを永遠の敗戦国だとするだけで、信頼の醸成とは程遠いと思います。日本国民としての本能が、そのような状況を許容しないのは当然のことです。

よしりん先生、私はゴー宣を読んできて、歴史の重要性を骨の髄まで学んだと思っています。と同時に、動かぬ真実があっても、それが外国のみならず、日本国内でも十分に伝わらないということに愕然とした思いを抱き、むなしくなることもあります。

政治にも国際問題にも心を煩わせたくないと思いながら重要な事柄から目をそらし、日々の生活をなんとか汲々と生きているのが私の姿です。でも、ニヒリズムはいやだし、理想を捨ててはいけないという思いもあり、行ったり来たりです。

今回、よしりん先生が自分で考えるきっかけを与えてくださり、あらためて自分がゴー宣を通じて学んできたことの大切さを実感した次第です。せめて自分の子供には、しっかりと歴史を語ることのできる一端の親になりたいと思いました。無力な私ですが、がんばります。よしりん先生、自分で考えることの大切さを教えてくださり、ありがとうございます!

No.38 114ヶ月前

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