今回のゴー宣は、以前から関心のあったテーマで、とても勉強になりました。「経済成長なんか目指さなければいい」と言ってのけられるのが凄いです。新共同体の構築という構想には、希望が感じられます。 数年前、プラスチック製品の工場に勤めていたのですが、24時間延々と生産される成型品を見て、これでは資源など世界から早晩なくなる、と当時思いました。紹介された見田氏の言われる「そこまでのスケールの話」を考える事も、必要なのではと思います。「ロジスティック曲線」理論に従うなら、今の世界の惨状は、古代の時点で既に決まっていたのかも知れません。 極端な例ですが、作家のグラハム・ハンコック氏は著書「神々の世界」で、日本の縄文時代について「ひとつの言語、宗教を持つひとつの文化が14000年も継続した」と驚嘆しています。そして、それは「土器職人を養える富裕な文化」だった、とも述べています。 別に、先生の言われるように原始に戻る必要もありませんが、豊かさを保ちながら持続する事が、古代人にできて現代人にできない筈が無い、と考えるのは傲慢でしょうか。
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小林よしのりチャンネル
(ID:6310207)
今回のゴー宣は、以前から関心のあったテーマで、とても勉強になりました。「経済成長なんか目指さなければいい」と言ってのけられるのが凄いです。新共同体の構築という構想には、希望が感じられます。
数年前、プラスチック製品の工場に勤めていたのですが、24時間延々と生産される成型品を見て、これでは資源など世界から早晩なくなる、と当時思いました。紹介された見田氏の言われる「そこまでのスケールの話」を考える事も、必要なのではと思います。「ロジスティック曲線」理論に従うなら、今の世界の惨状は、古代の時点で既に決まっていたのかも知れません。
極端な例ですが、作家のグラハム・ハンコック氏は著書「神々の世界」で、日本の縄文時代について「ひとつの言語、宗教を持つひとつの文化が14000年も継続した」と驚嘆しています。そして、それは「土器職人を養える富裕な文化」だった、とも述べています。
別に、先生の言われるように原始に戻る必要もありませんが、豊かさを保ちながら持続する事が、古代人にできて現代人にできない筈が無い、と考えるのは傲慢でしょうか。