配信ありがとうございます。 冒頭にありました、議論が成立しにくくなっているという点についてまさに日々実感するところです。 皇統問題・国防・経済政策・原発など挙げればキリがありませんが、国の将来を左右する重大テーマについてすら議論もなされず進められていくあるいは放置されていますね。 これが菅官房長官の言うところの『粛々と』ってやつでしょうか。この言葉、とても嫌いになってしまいました。 金融業界で働いているので経済政策についてリサーチすることが多いのですが、アベノミクス以降は市場関係者との議論がまともに交わされなくなりつつあります。以前よしりん先生もブログで指摘されていた国債保有の規制について黒田日銀総裁が懸念を示したという件でも、ほとんどのアナリスト・エコノミストがだんまりを決め込んでいます。彼らの多くは長いキャリアの中で数々の経済危機を経験してきており、この件がいかにクリティカルか重々承知しているはずなのですが。 年金の株買いやじゃぶじゃぶの金融緩和の持続性など、ほんの10年前なら業界でも丁々発止の議論が交わされてきたであろう重大トピックでも、政策の正当性を問うというプロセスが省略されて経済メディアやエコノミストも沈黙という環境が常態化されてしまいました。 この行き着く先を想像すると恐ろしいばかりです。
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小林よしのりチャンネル
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配信ありがとうございます。
冒頭にありました、議論が成立しにくくなっているという点についてまさに日々実感するところです。
皇統問題・国防・経済政策・原発など挙げればキリがありませんが、国の将来を左右する重大テーマについてすら議論もなされず進められていくあるいは放置されていますね。
これが菅官房長官の言うところの『粛々と』ってやつでしょうか。この言葉、とても嫌いになってしまいました。
金融業界で働いているので経済政策についてリサーチすることが多いのですが、アベノミクス以降は市場関係者との議論がまともに交わされなくなりつつあります。以前よしりん先生もブログで指摘されていた国債保有の規制について黒田日銀総裁が懸念を示したという件でも、ほとんどのアナリスト・エコノミストがだんまりを決め込んでいます。彼らの多くは長いキャリアの中で数々の経済危機を経験してきており、この件がいかにクリティカルか重々承知しているはずなのですが。
年金の株買いやじゃぶじゃぶの金融緩和の持続性など、ほんの10年前なら業界でも丁々発止の議論が交わされてきたであろう重大トピックでも、政策の正当性を問うというプロセスが省略されて経済メディアやエコノミストも沈黙という環境が常態化されてしまいました。
この行き着く先を想像すると恐ろしいばかりです。