諫議大夫 のコメント

連投恐縮ですが…

高森さんのブログともくれんさんのブログに出てきた「敗戦国」が議論として賑わっているので、感想を言わずにはいられませんでした。
「新戦争論1」第21章では、日系ブラジル人が「必勝派」と「敗戦派」に分かれて争った様子が描かれていました。「必勝派」は結局自分の都合のいい情報しか信じなかったので不幸でした。
しかしわたしは384Pの「必勝派」永野氏が「…でもブラジルの必勝派を笑ってくださるな。」と涙を流して言ったのが心に残りました。
「必勝派」を嗤えるのは「敗戦国民」だとわたしは思いました。
確かに「必勝派」は「敗戦」したという事実を受け入れられなかった。事実を受け入れられず愚挙を犯してしまった。
この愚挙を繰り返さないように、敗戦は敗戦として事実を認識しなければならない。
しかし…
敗戦した「まま」でいいのだろうか?
永遠に敗戦したイメージを刷りこまれていいのだろうか?
わたしたちに永野氏の流した涙を笑う資格があるのだろうか?

「新戦争論1」を読んで、わたしは敗戦とは何なのかな、いつまでも敗戦でいいのかな、いやよくないという気持ちが芽生えてきました。

No.64 110ヶ月前

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