ナガナガバカンス のコメント

配信お疲れ様です。久しぶりにコメントします。

今回の川崎の事件には非常に憤りを感じており、少年法改正も賛成ですが少し書かせてください。私は、これまでの一連の流れである言葉を思い出しました、

「こんなことをしたらえらいことになると自覚させるには、被害者の両親だけを映すのではなく、加害者の親を引きずり出すべきだ。親なり、担当の校長なりが前に出てくるべきだ」
「少年自身の罪が問えないなら、(加害者の)親なんか、市中引き回しで打ち首にすればいい。それが道徳心のある子供を育てようということにつながる」

これは今回の事件での発言ではありません。12年前に起こった長崎男児誘拐殺人事件についての発言です。これをしたのは、当時小泉内閣の閣僚だった鴻池祥肇で当時野党から批判も受けました。鴻池自身放言が多く、この発言自身もどれだけ考えた上での発言かどうかは解りません。しかし批判もあった一方、支持の声も多数ありました。
そして現在、この趣旨の発言を安倍内閣の閣僚がしたらどうなるか。恐らく殆どの国民は支持するのではないかと思います。そして、野党議員が批判でもしようものならネットじゃ袋叩きでしょう。つまり12年前と空気が逆になっていると言うことです。
だから個人的には少年法改正に慎重な上川や谷垣を一概に否定することは出来ません。この2人も少年法を改正すると発言したら支持を受けることは解っています。でも、敢えて「慎重に」と発言したのは「頭冷やしてないこの雰囲気で改正したら禍根を残す」と考えているのが私の想像です。

最初に書いたように、自分自身は少年法を改正するのは賛成です。しかし、表向きの理由は「選挙権を18歳に下げる」こととセットがベストではないかなと考えています。「少年が惨たらしい殺され方をしたから」を一番の理由にしてしまうと通州事件の後の戦線拡大や「仇を取ってやらねばならぬ」の産経新聞と何ら変わらなくなるような気がします。

No.31 118ヶ月前

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