お邪魔致します。
４日の発売日から書店に並ぶのが数日遅れの当地熊本。
「SAPIO」購入、早速『大東亜論』。
開巻いきなりの艶っぽい場面から
頭山とお秀さんの笑ってしまうやりとり
しかしその直後の大ゴマの頭山の憤怒の表情の迫力！

獄中を如何様に描けば良いか？腐心する、みたいな事を
小林先生は仰っていたと思いますが、正にどとー！
頭山の無念さを表すのにこうこられたか！お見事です。

後の来島の行動に大きな影響を与えたであろう
痛ましくも無念の戦死を遂げる石内琢磨のエピソード。
其々の立場、状況でギリギリの決断、行動をとる烈士達。

越知の台詞にある「我々の思いを後の世に伝えてもらいたい！」
正に当時の烈士達の魂が（同じ九州人）小林先生に憑依して
描かせている。それが『大東亜論』だ、という気が致します。

これからいよいよ玄洋社誕生に繋がっていく展開。
肥後人としては、今後登場するであろう宮崎四兄弟
（長兄、八郎は正に西南戦争で薩軍に付き戦死、
そして末弟はあの宮崎滔天）が楽しみです。
小林先生とよしりん企画、漫画職人の皆さんの健筆を
益々、期待しております！