一人でいて淋しくない孤独を楽しめる野郎には人を惹きつける魅力があり、決して孤立することなく、周りに集まる仲間と酒を呑み交わし、日々雑談したり議論したりして自分を高めているものなのであーる。
一人でいることがさみしくてたまらずにネット空間で自己主張して、顔の見えない相手と交流を持とうとする野郎には生身の本人にゃ魅力のカケラもねぇから実生活では他人と交流することもなく、優しいママのパイオツの乳を吸いながら腐ってゆくのであーる。

一人で文学を読んだり、映画を観たりしていてもさ、やっぱり観たもの読んだもの聞いたもの楽しんだものを他人と共有したくなるべさ。
面白い映画を観たら人に勧めてぇし、感銘を受けた小説は人に話してぇ。
「新戦争論1」で受けた衝撃は周囲の人間に伝えたくなるのは人情でしょや。
一人でニヤニヤと笑みを浮かべて、意識高い系を気取って、周りを睥睨して、「俺様だけが本質を見抜いている。俺様だけが本物を知っている」などと思って、ちんぽをおっ勃てていても詮無い限りやんけじゃん？

孤独を恐れて、素性の知れぬ者を相手に心の隙間を埋めるのは滑稽だが、雑談をする相手ぐらいは作るべきであーる。
それは夫婦だったり、親子だったり、仕事仲間だったりするだろう。
内省だけして満足して、他人と会話も交わさずに、自室にこもって書物を読み耽りて孤高を気取るは阿呆陀羅やんけ。
一人でいて淋しくない人間と誰からも相手にされない人間は違うのだということは大前提だと思う。

人として、男として魅力満載の俺は日々泥酔しながら雑談をしております。
仕事の愚痴や交友関係の悩みなどを聞いたりしています。
時にゴー宣で取り上げられたテーマについて語り合ったりもします。
自分の現場で体験した話などを話していると、ファン心理から「このことについて、よしりんはどう思うだろうね。どういう意見を言うだろうね」などと言って、ライジングのQ＆Ａに質問しちゃうべか？
てな感じで、安易に質問を送信したりしていることをここに告白します。
そしてその回答を受けてまた雑談をして、思考する楽しみ、思想する面白さを堪能しています。

そして今夜もまた、覚悟と当事者意識について雑談をしてこます。
「おで、イスラム国が流す処刑映像を観たことねぇでや」
「あたいもないよ」
「意識高い系の人は覚悟ある日本人ならば観るべきだと言っておいででごいすよ？」
「あんた馬鹿？ わざわざ首斬り映像を探し出して観ることが当事者意識を高める覚悟のある態度であるとしたらさ、スナッフフィルムを蒐集している異常者が一番覚悟のある男前ってことになるじゃん。あんなのを観るのは単なる異常な好奇心に過ぎないよ」
「そっすよねー。首斬り映像って、知りたくない情報、見たくない情報ってんじゃなくて、別に観る必要もないどうでもいい情報っすものねぇ。それで何かが変わるわけでもないっすもんね」
てな雑談を交わしている、今。