時浦師範代のブログや、カレー千兵衛さんのレスにもありますが、 「自虐史観」のことは、 日本人は教訓として、絶対忘れてはならないと思います。 最近、SNSなんかで若い20代から30代くらいの ネトウヨ系の論客と、政治の時事ネタなんかで 討論する機会がありますが。 決まって私たちの世代が言われるのが、 「あなたたちの世代は負けたんですよ左翼に。そのせいで、 僕たちの時代は左翼の支配した空気を真ん中に戻そうと 今、必死なんです!」という言葉です。 私が、 「もういいんじゃないか、かなり右傾化していないか・・・。」 なんて言うと…。 「まだまだ日本は真ん中になっていません!左です。」なんて平然と言われます。 私たちの世代から見たら、右傾化の極致に見えますが 彼らは、まだ真ん中ではない、国内の反日勢力を一掃しないと 日本は、危険だなどと言うんです。 その後は、だいたい、私が、ブサヨ(ぶざまな左翼)扱いされて 「お前は、在日か、離日工作員だろう」などと罵られる パターンが多いんです。 もう17年前と世相が断絶しています。 長くなりますが、少し昔話をさせてください。 17年前当時、私は教育委員会にいました。 図書館行政なんかを中心に仕事をしていました。 図書館には図書館協会という組織があり、 そこで発行される『図書館雑誌』という 月刊誌があるんですが、そこに「歴史を風化させない取組み」 という題で、何年だったか忘れましたが 8月に戦争遺跡や戦時に関する資料の保存なんかの特集が 組まれたんです。 ところがその誌面がひどくてね、 当時小林先生も参加されていた、 「新しい歴史教科書をつくる会」の 批判記事で大半が埋め尽くされていました。 しかも「新しい歴史教科書つくる会」の側には取材しないんですよ。 中立な両論併記が原則なのにね。 図書館協会は不公平な記事を書いて 全国の図書館に配布したわけなんです。 それでも許されていた時代です。 それで、私が反対論文書きましてね、 それが、図書館協会の件の雑誌に載った訳です。 そしたら当時の校長上がりの図書館長に 烈火のごとく怒鳴られました。 理由が「戦争を美化するとは何事だ!」です。 私が書いたのは、図書館協会への自虐史観への 偏向と、両論併記でなかったことへの反論だけです。 丁寧に説明しましたが、 とにかく怒られましたね。保守反動と(が~ん!)。 当時の日本人は戦争を物凄く忌避していたんです。 管理職が思考停止するくらいまで。 そして前後に、船橋市立図書館で、 保守論壇の本が大量に除籍し焚書されたという 事件が起こります。 思想に中立・平でなくてはならない図書館界ですら その様です。 どれだけ、左翼的空気や正義が絶対だったか 私の世代は忘れようもありません。 図書館行政にいると 教員から、戦争に関する資料を貸してくれ 子どもたちに平和学習をしたいからと 言われて本を貸し出すのですが、 激戦地の、戦死者の遺体がゴロゴロ映った写真集なんかを 教員が借りて行くんですよ。好んで。 自虐史観とは心底恐ろしいと感じましたね。 当時は本当に頭が痛くなりました。 常識的にみて子供に見せていいのと…。 若いネトウヨが「あなたたちの世代は負けたんですよ左翼に・・・。」 なんて気軽にいいますが、お前らがあの時代を生きてみろと 本気で言いたいですね。 小林先生が風穴を空けてくださり、 私らの世代が覚醒し、 現場で、常識とバランスだけを 武器に戦い そうして今があるんです。
チャンネルに入会
フォロー
小林よしのりチャンネル
(ID:31976152)
時浦師範代のブログや、カレー千兵衛さんのレスにもありますが、
「自虐史観」のことは、
日本人は教訓として、絶対忘れてはならないと思います。
最近、SNSなんかで若い20代から30代くらいの
ネトウヨ系の論客と、政治の時事ネタなんかで
討論する機会がありますが。
決まって私たちの世代が言われるのが、
「あなたたちの世代は負けたんですよ左翼に。そのせいで、
僕たちの時代は左翼の支配した空気を真ん中に戻そうと
今、必死なんです!」という言葉です。
私が、
「もういいんじゃないか、かなり右傾化していないか・・・。」
なんて言うと…。
「まだまだ日本は真ん中になっていません!左です。」なんて平然と言われます。
私たちの世代から見たら、右傾化の極致に見えますが
彼らは、まだ真ん中ではない、国内の反日勢力を一掃しないと
日本は、危険だなどと言うんです。
その後は、だいたい、私が、ブサヨ(ぶざまな左翼)扱いされて
「お前は、在日か、離日工作員だろう」などと罵られる
パターンが多いんです。
もう17年前と世相が断絶しています。
長くなりますが、少し昔話をさせてください。
17年前当時、私は教育委員会にいました。
図書館行政なんかを中心に仕事をしていました。
図書館には図書館協会という組織があり、
そこで発行される『図書館雑誌』という
月刊誌があるんですが、そこに「歴史を風化させない取組み」
という題で、何年だったか忘れましたが
8月に戦争遺跡や戦時に関する資料の保存なんかの特集が
組まれたんです。
ところがその誌面がひどくてね、
当時小林先生も参加されていた、
「新しい歴史教科書をつくる会」の
批判記事で大半が埋め尽くされていました。
しかも「新しい歴史教科書つくる会」の側には取材しないんですよ。
中立な両論併記が原則なのにね。
図書館協会は不公平な記事を書いて
全国の図書館に配布したわけなんです。
それでも許されていた時代です。
それで、私が反対論文書きましてね、
それが、図書館協会の件の雑誌に載った訳です。
そしたら当時の校長上がりの図書館長に
烈火のごとく怒鳴られました。
理由が「戦争を美化するとは何事だ!」です。
私が書いたのは、図書館協会への自虐史観への
偏向と、両論併記でなかったことへの反論だけです。
丁寧に説明しましたが、
とにかく怒られましたね。保守反動と(が~ん!)。
当時の日本人は戦争を物凄く忌避していたんです。
管理職が思考停止するくらいまで。
そして前後に、船橋市立図書館で、
保守論壇の本が大量に除籍し焚書されたという
事件が起こります。
思想に中立・平でなくてはならない図書館界ですら
その様です。
どれだけ、左翼的空気や正義が絶対だったか
私の世代は忘れようもありません。
図書館行政にいると
教員から、戦争に関する資料を貸してくれ
子どもたちに平和学習をしたいからと
言われて本を貸し出すのですが、
激戦地の、戦死者の遺体がゴロゴロ映った写真集なんかを
教員が借りて行くんですよ。好んで。
自虐史観とは心底恐ろしいと感じましたね。
当時は本当に頭が痛くなりました。
常識的にみて子供に見せていいのと…。
若いネトウヨが「あなたたちの世代は負けたんですよ左翼に・・・。」
なんて気軽にいいますが、お前らがあの時代を生きてみろと
本気で言いたいですね。
小林先生が風穴を空けてくださり、
私らの世代が覚醒し、
現場で、常識とバランスだけを
武器に戦い
そうして今があるんです。