「新戦争論１」、そして「ゴー宣道場」でも、リアルな「当事者意識」というのを目の前に突きつけられてわたしは戦慄せざるを得ませんでした。
「もしわたしが人質となったら？」の質問ですが、わたしがその立場になったら、最初何が何だかわけがわからなくなって、自分の置かれている立場が分からずにうろたえると思います。そしてようやく事の次第を理解できた時ですが、申し訳ないが正直言って、わたしは自分で死ぬ勇気が持てません。事件をテレビで見た母は、「自分で命を絶つべきだった」と言いますが、それは遠い世界の出来事で「当事者意識」がないのであって、もしわたしが中東などで捕まって捕虜になれば、母は石堂さん以上にみっともなく狼狽し、泣きながらテレビで訴えるでしょう。それは嫌だと思います。
でも結局わたしが死ぬ段になったら、わたしもみっともない最期を動画に撮られるのでしょう。仮に不運にも生き残った、助かったとしたら、もう世間からは白い目で見られると思います。そしてどの方面からも、言われると思います。
そうなったら、わたしは、「小林よしのりライジング」を退会し、一切のネットを遮断し、スマホもやめて一切情報をシャットアウトして、ネットと無縁の世界でひっそりと暮らしていきたいと思うのですが、無理でしょうか。