私も考えますに、 アイヌが独自の文化を現代まで守れたということは有りえないと思います。 蝦夷地はロシアの勢力が強く、江戸幕府はロシアとアイヌが和人に敵対することを 恐れてさえいましたから。 ロシアとアイヌが共同して和人に敵対するというのは、当時のデマらしいのですが。 当時広く信じられていました。 しかし皮肉にも江戸幕府の老中松平定信は、アイヌを獣か禽獣と考えていたらしく、 人としてみていなかった。つまり”差別の極致”をやったんですよね。 彼は一切のアイヌ政策をしませんでした。 もし松平定信のような人物が長期間政権をとっていれば、 アイヌ文化は現代まで残ったかもしれないと語ったのが、『逆説の日本史』の著者 井沢元彦さんでしたね。 結局、ロシアの南下政策や欧米の植民地競走の激化で アイヌは日本人と同化させられるわけですが。 明治政府は松平定信と違って、アイヌを人として差別せずに 同化政策をした。この意義も考えてほしいなと思いました。
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小林よしのりチャンネル
(ID:31976152)
私も考えますに、
アイヌが独自の文化を現代まで守れたということは有りえないと思います。
蝦夷地はロシアの勢力が強く、江戸幕府はロシアとアイヌが和人に敵対することを
恐れてさえいましたから。
ロシアとアイヌが共同して和人に敵対するというのは、当時のデマらしいのですが。
当時広く信じられていました。
しかし皮肉にも江戸幕府の老中松平定信は、アイヌを獣か禽獣と考えていたらしく、
人としてみていなかった。つまり”差別の極致”をやったんですよね。
彼は一切のアイヌ政策をしませんでした。
もし松平定信のような人物が長期間政権をとっていれば、
アイヌ文化は現代まで残ったかもしれないと語ったのが、『逆説の日本史』の著者
井沢元彦さんでしたね。
結局、ロシアの南下政策や欧米の植民地競走の激化で
アイヌは日本人と同化させられるわけですが。
明治政府は松平定信と違って、アイヌを人として差別せずに
同化政策をした。この意義も考えてほしいなと思いました。