【新戦争論1の感想①】 私は、最終章に強烈な衝撃を受けました。 竹内浩三の詩と言葉は、戦争を通して剥き出しとなった「人間の葛藤」そのものだと感じました。 戦争は間違いなく惨たらしい。 人間とはいえない状態にまで堕ちてしまうほどの、憎悪と呪いと狂気が存在する世界。 ゲームではない。殺しているのだから。 だけどその一方で「公」と「私」の間でもがき苦しみ抜いた末に「個」として決断する姿に、人間の尊厳を感じます。 「すべての日本人に当事者意識と覚悟を問う」 という【新戦争論1】のテーマを、私は重く受けとめたいです。 これから先、戦争という時代を生きるならば、「自分が戦地に行かなくては国を守れない」という事実。 これから先、再び日本が占領される時代を生きるならば、「自分が自爆神風特攻を行わなければ国を取り戻せない」という事実。 【新戦争論1】で突きつけられたこれらの真実に、私は恐ろしくて逃げ出したい気持ちになりました。 だけど人間として見失いたくないモノも感じました。 どんな時代を生きるにせよ、 等身大の自分ができる範囲で、 「公」と「子供」を守るために行動する当事者に、 私はなりたいと思いました。 408ページの景色を私も守りたいです。
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【新戦争論1の感想①】
私は、最終章に強烈な衝撃を受けました。
竹内浩三の詩と言葉は、戦争を通して剥き出しとなった「人間の葛藤」そのものだと感じました。
戦争は間違いなく惨たらしい。
人間とはいえない状態にまで堕ちてしまうほどの、憎悪と呪いと狂気が存在する世界。
ゲームではない。殺しているのだから。
だけどその一方で「公」と「私」の間でもがき苦しみ抜いた末に「個」として決断する姿に、人間の尊厳を感じます。
「すべての日本人に当事者意識と覚悟を問う」
という【新戦争論1】のテーマを、私は重く受けとめたいです。
これから先、戦争という時代を生きるならば、「自分が戦地に行かなくては国を守れない」という事実。
これから先、再び日本が占領される時代を生きるならば、「自分が自爆神風特攻を行わなければ国を取り戻せない」という事実。
【新戦争論1】で突きつけられたこれらの真実に、私は恐ろしくて逃げ出したい気持ちになりました。
だけど人間として見失いたくないモノも感じました。
どんな時代を生きるにせよ、
等身大の自分ができる範囲で、
「公」と「子供」を守るために行動する当事者に、
私はなりたいと思いました。
408ページの景色を私も守りたいです。