よしりん師範、時浦師範代、みなぼん編集長、スタッフの皆様、配信ありがとうございました。 安倍は股裂き状態にあると感じます。国内の強硬派に向けては強い指導者を演じたいから「卑劣なテロとは断固戦う」と言い、国内の穏健派に向けては「人命第一だ」と言います。この2つを同時に主張することは自ら分裂症であることを自白するほど相反する方針です。しかも戦後日本は対米追従を国是としてきたため主体的な外交が出来ず、どちらの場合も取れる手段はカネの拠出しかないわけです。 もし、早い段階で人質を取られていることが分かっていながら周辺国に2億ドルばら撒いてイスラム国との敵対を明確にしたのであれば、人質を見殺しにしてでもテロとの戦いに参入するという宣言をしたことになります。人命軽視もいいところです。安倍は、対米追従を貫きつつ強い指導者像をアピールするという、現在の矛盾に満ちた政策を続けていても人気取りができるなら、おそらく集団的自衛権行使で自衛隊を中東に展開することも辞さないでしょう。外敵に対し強い姿勢を示せばリーダーとしての自分の人気が上がるんじゃねーの?という極めて私的な動機で物事を動かしていく安倍は、本当に近衛文麿そっくりです。 安倍支持層は「どうせ中東に行くのは自衛隊員だけだ」と思っていることでしょう。特に団塊周辺の高齢者は「万一徴兵制が敷かれても若くない我々には関係の無いことだ」と思っていることしょう。自分たちの子や孫が徴兵される事態を想定できているでしょうか。自分たちが生きている間だけでも安楽に過ごさせてくれるなら、イスラエルとでも連携して経済を活性化してくれればいいと構えているのかもしれません。首相が経財界トップのGじい集団を引き連れて各国訪問するスタイルはもはや定着しています。 そのイスラエルの首相・ネタニヤフが、イランとともに北朝鮮を挙げて日本がともに脅威と対峙していると言ったわけですが、これにイラクを加えれば米国がイラク戦争前に挙げた悪の枢軸です。ここにも非常に嫌なものを感じます。かつての悪の枢軸は日本がその一角だった、間違っても再びあちら側に与するなというメッセージとも受け取れます。たとえ追い込まれた末に起こしたものであっても、旧戦勝国側に対してテロや戦争を仕掛ける側に回るな、ということでしょう。ふざけるなと言いたいですね。 時浦師範代は常に粘着質なネット住民と戦っておられる印象ですが、男系固執派に加えて今度はアイヌ民族肯定派も相手にされているようで、お疲れ様です。この件から読み取れることは、翼の左右に関係なく因習を守りたい人は大勢いるのだということでしょうか。 「新戦争論1」は団塊にもネット住民にも覚悟を迫るものだと期待しています na85
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よしりん師範、時浦師範代、みなぼん編集長、スタッフの皆様、配信ありがとうございました。
安倍は股裂き状態にあると感じます。国内の強硬派に向けては強い指導者を演じたいから「卑劣なテロとは断固戦う」と言い、国内の穏健派に向けては「人命第一だ」と言います。この2つを同時に主張することは自ら分裂症であることを自白するほど相反する方針です。しかも戦後日本は対米追従を国是としてきたため主体的な外交が出来ず、どちらの場合も取れる手段はカネの拠出しかないわけです。
もし、早い段階で人質を取られていることが分かっていながら周辺国に2億ドルばら撒いてイスラム国との敵対を明確にしたのであれば、人質を見殺しにしてでもテロとの戦いに参入するという宣言をしたことになります。人命軽視もいいところです。安倍は、対米追従を貫きつつ強い指導者像をアピールするという、現在の矛盾に満ちた政策を続けていても人気取りができるなら、おそらく集団的自衛権行使で自衛隊を中東に展開することも辞さないでしょう。外敵に対し強い姿勢を示せばリーダーとしての自分の人気が上がるんじゃねーの?という極めて私的な動機で物事を動かしていく安倍は、本当に近衛文麿そっくりです。
安倍支持層は「どうせ中東に行くのは自衛隊員だけだ」と思っていることでしょう。特に団塊周辺の高齢者は「万一徴兵制が敷かれても若くない我々には関係の無いことだ」と思っていることしょう。自分たちの子や孫が徴兵される事態を想定できているでしょうか。自分たちが生きている間だけでも安楽に過ごさせてくれるなら、イスラエルとでも連携して経済を活性化してくれればいいと構えているのかもしれません。首相が経財界トップのGじい集団を引き連れて各国訪問するスタイルはもはや定着しています。
そのイスラエルの首相・ネタニヤフが、イランとともに北朝鮮を挙げて日本がともに脅威と対峙していると言ったわけですが、これにイラクを加えれば米国がイラク戦争前に挙げた悪の枢軸です。ここにも非常に嫌なものを感じます。かつての悪の枢軸は日本がその一角だった、間違っても再びあちら側に与するなというメッセージとも受け取れます。たとえ追い込まれた末に起こしたものであっても、旧戦勝国側に対してテロや戦争を仕掛ける側に回るな、ということでしょう。ふざけるなと言いたいですね。
時浦師範代は常に粘着質なネット住民と戦っておられる印象ですが、男系固執派に加えて今度はアイヌ民族肯定派も相手にされているようで、お疲れ様です。この件から読み取れることは、翼の左右に関係なく因習を守りたい人は大勢いるのだということでしょうか。
「新戦争論1」は団塊にもネット住民にも覚悟を迫るものだと期待しています na85