若林丸 のコメント

「新戦争論1」、風邪でビミョーにモーローとしている状態にも関わらず、一気に読み終えてしまいました。

 感想は色々あるのですが、特に重いと感じたのは、14章「国民の手本、少女学徒隊」と終章でした。本書を閉じて、よし読んだぞと思ったところで、自分自身に「それでお前はこの人達のように戦争の中で生き、抗うことができるのか?」と問うた瞬間、自分の卑小さを思い知らされます。

 それと、やはり第1章「ウォーボット・ゲーム」は怖かったです。自分が好きなアニメやゲーム作品には、したり顔で戦争を語るキャラがたくさん登場しますが、それを作ったり、楽しんでいる我々自身に「リアルな当事者意識」があるのかどうか。架空の世界での「現実ごっこ」が、「現実」になったとき、どう対応できるのかと、考えさせられました。

 細かな感想は長くなるので、自身のブログにでもまとめようかと思っています。「2」の発売も期待しております。それまで日本が滅んでいない事を祈ります。

No.126 119ヶ月前

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