編集長をはじめ、スタッフの皆さまの体調が悪い中、配信まことにありがとうございます。

今回の騒動もふたを開けてみれば、原理主義VS原理主義の『9・11』の再来であるということがわかり、目から鱗でした。また犠牲者をプロパガンダにして戦争を拡大していくのかと思うと気が重くなりますが、フランスは国王の圧政に長年苦しんできた国なので、『自由』というものに狂信的なものを持っているのは、ある程度納得できます。

問題なのは日本の対応であって、また『テロに屈しない』というのを理由に追随するのであれば、アラブ諸国の信頼を失ってしまうことになりかねません 。首相は言論の統制をし、お笑い芸人の政治ネタまで封印して自ら原理主義の象徴になろうとしているのは何としても防がねばなりません。 風刺もそんな権力者を戒めるためにあるもののはずなのに・・・こういう時に安倍首相がスマホでフェイスブックしながら、注意されてもイヤホンを外して、マスコミという鯉に寿司の餌をあげている絵でいいのでしょうか？そして、うかうかしているうちに、自分の家の財産を持ってかれてしまうという・・下手な風刺ですみません

言論の自由は無制限に認めるべきではないけど、弱者を抑圧するようなものに対しては別だと思います。それゆえ、風刺は権力者に向けられるべきなのに、宗教的権威に向けるのはおかしいとの指摘はまさに同感です。天皇陛下の風刺など私自身自由だからといって容認できるものではありません。シャルリーはイスラム教を悪の元凶と決めてかかり、それを風刺するのは自由だと言っているのが残念なところです。 風刺も相手をバカにし、こきおろすことだけでなく 本人や周りにユーモアを交えながら、あやまちを気づかせることにあり、相手を思いやる気持ちがあることが大事だと思います。まさに先生のような『惻隠の情』を持つ人間だけが風刺ができるのです。

私自身、「真如苑」という仏教の中では新興と言われるかもしれない宗教を信仰していますが それは平和のための宗教であるからで、オウムのように教祖を絶対視して テロをやらかすものでもないからです。 代表の方は女性ですが、もちろん男性でないといけないわけでなく、人間としては尊敬できる方ですが、個人崇拝はしていません。 それは天皇陛下と同じです。 もし、原理主義化してテロや詐欺を行うなら 私はいつでも脱退して敵に回る所存です。

宗教とは自分より尊い存在があることを認識して、自分の心に規制をかけるものであるのに、それが戦争やテロの正当化につながるのは残念なことです。これから日本がすべきことは、強国への追従ではなく、日本の美徳を守ることだと思います。