>>106: 鷲音さんのこのコメは拾うべきだと思ったので、書かせていただきます。『最貧国シングルマザー』ですか。読むのがとてもつらそうな本です。私が最近読んだ『女子高生の裏社会』というのも、読み進めるのがきつかったのですが、これは輪をかけてヤバそうです。 >「女手ひとつで福祉の力も借りずに立派に子供を育て上げるというワケの分からない立派な母子家庭幻想がなぜか日本の風土に定着」 →日本の精神論、根性論、軍隊文化が最も悪い形で表れているのでしょうね。弱音を吐かないことが美徳だとされてもいますが、これは言わなくても察するという日本の良き伝統あってのものです。他人に心を寄せる心の余裕もなくなり、端からその能力も持ち合わせていない人が増えた現代日本では、麗しい母子家庭幻想は妄想でしかなく、悲劇しか生まないように思います。 >「女は自力のみで子育て出来る存在ではありませんという価値観を堂々と言う人をあまり見たことがない。言えば叩かれる。もしかすると叩くのは、むしろシングルマザーで、自力のみでバリバリ子供を育て上げてしまった母親かもしれない。私に出来たのに、なぜ出来ない」 →女の敵は女、男がその状況を都合良く利用して仕組みをつくってきたわけです。 >「育てられないなら、子供を施設に入れるのも手ではないかという声もあるが、これこそ現場感覚を知らないとしか思えない」 →子供を大事にするのが日本の良き伝統だと言いながら、そう出来ない社会の構造に、長年係って造り替えられていったのです。にも拘らず、子供を施設に入れるのは鬼母のすることだという観念だけが根強く残っているわけです。因習化というべきでしょう。 >「社会の裏を見れば見るほど、そこには泣いている子供の顔がある。泣きはらした顔の子供のまま、大人になってしまった人々がいる」 →本当に何とかしたいものです。 >「苦しいと叫ぶ母を助けられない世の中ならば、苦しいと叫ぶことが憚られる世の中ならば、それはあなた方が間違っているのではなく、世の中の側が間違っているのだ」 →その通りだと思います。 >「心から望むのは、福祉を含め、社会全体の力で子供を育てていくことが当たり前に感じられる世の中になって欲しいということだ」 →社会で子供を育てるのは社会主義だと見る向きもありますが、日本には村落共同体の皆で子供を育てていた伝統もあります。そこへ回帰しないといけないと感じます。 汲みとれたかどうかは判りませんが、私なりの解釈です na85
チャンネルに入会
フォロー
小林よしのりチャンネル
(ID:16221355)
>>106:
鷲音さんのこのコメは拾うべきだと思ったので、書かせていただきます。『最貧国シングルマザー』ですか。読むのがとてもつらそうな本です。私が最近読んだ『女子高生の裏社会』というのも、読み進めるのがきつかったのですが、これは輪をかけてヤバそうです。
>「女手ひとつで福祉の力も借りずに立派に子供を育て上げるというワケの分からない立派な母子家庭幻想がなぜか日本の風土に定着」
→日本の精神論、根性論、軍隊文化が最も悪い形で表れているのでしょうね。弱音を吐かないことが美徳だとされてもいますが、これは言わなくても察するという日本の良き伝統あってのものです。他人に心を寄せる心の余裕もなくなり、端からその能力も持ち合わせていない人が増えた現代日本では、麗しい母子家庭幻想は妄想でしかなく、悲劇しか生まないように思います。
>「女は自力のみで子育て出来る存在ではありませんという価値観を堂々と言う人をあまり見たことがない。言えば叩かれる。もしかすると叩くのは、むしろシングルマザーで、自力のみでバリバリ子供を育て上げてしまった母親かもしれない。私に出来たのに、なぜ出来ない」
→女の敵は女、男がその状況を都合良く利用して仕組みをつくってきたわけです。
>「育てられないなら、子供を施設に入れるのも手ではないかという声もあるが、これこそ現場感覚を知らないとしか思えない」
→子供を大事にするのが日本の良き伝統だと言いながら、そう出来ない社会の構造に、長年係って造り替えられていったのです。にも拘らず、子供を施設に入れるのは鬼母のすることだという観念だけが根強く残っているわけです。因習化というべきでしょう。
>「社会の裏を見れば見るほど、そこには泣いている子供の顔がある。泣きはらした顔の子供のまま、大人になってしまった人々がいる」
→本当に何とかしたいものです。
>「苦しいと叫ぶ母を助けられない世の中ならば、苦しいと叫ぶことが憚られる世の中ならば、それはあなた方が間違っているのではなく、世の中の側が間違っているのだ」
→その通りだと思います。
>「心から望むのは、福祉を含め、社会全体の力で子供を育てていくことが当たり前に感じられる世の中になって欲しいということだ」
→社会で子供を育てるのは社会主義だと見る向きもありますが、日本には村落共同体の皆で子供を育てていた伝統もあります。そこへ回帰しないといけないと感じます。
汲みとれたかどうかは判りませんが、私なりの解釈です na85